祝アカデミー賞受賞!ジブリ「君たちはどう生きるか」公開初日に爆速レビュー(あらすじ・ネタバレあり)!

主題歌は米津玄師、出演は山時聡真、菅田将暉、柴咲コウほか

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2024年3月10日第96回アカデミー賞長編アニメ賞を受賞した宮﨑駿最新作「君たちはどう生きるか」

公開初日にジブリ大好きライターが早速朝イチで鑑賞! 今回はその瞬足レビューをご紹介します!

※本記事は一部あらすじなど映画の内容(ネタバレ)を含みます。ご注意ください。

「君たちはどう生きるか」

2023年7月14日公開のスタジオジブリ制作・アニメーション映画最新作。監督は宮﨑駿氏が務めます。

2022年12月13日に本作の公開予定日とポスタービジュアルが発表されてから、一切の情報が伏せられ、出演者や主要なスタッフのほとんどが非公開となっていました。

プロデューサーの鈴木敏夫氏は、「情報が溢れた現代では情報がないこともエンタテインメントになるのではないか」として、宣伝を一切行わない方針を明らかに。

ジブリ定番モチーフに、きもカワ含みの冒険活劇ファンタジー

本作のジャンルは、冒険活劇ファンタジー。

宮﨑駿監督がこれまでの作品でも多く手がけ魅力的に描いてきた世界が広がっています。廃墟、自然と人工物、少年と少女、老人、豊かな食べもの、やわらかな水、はぜる炎、奇妙な動物……。

まさにジブリを象徴するような壮大な世界観の全てが詰まっていたという印象です。

上映時間124分という枠中に広がる世界に、筆者は「天空の城ラピュタ」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」を思い起こしました。

別世界に迷い込み、そして戻ってくる。シナリオはある種シンプルでもありながら、細かなストーリー運びは緻密でもう1回見たいと思わせるものでした。

また、作品テーマは鑑賞した人の見方・受け止め方によって変わるであろうという印象です。

一身にスタジオジブリの手がける魅力的な世界を浴びる楽しみ方もできながら、見るたび新たな気づきがあり、考察することで輝く可能性ももった作品といえます。

人や生き物たちの仕草の細やかな切り取り方、背景美術と人物の組み合わせ、画角の取り方は言うまでもなく日本のアニメーション作品において最高峰のクラスです。

どこか懐かしさを感じさせ、時に不気味さをはらんだアニメーションに、ジブリの世界観が好きなファンは間違いなく楽しめる作品となっているでしょう。
ぜひそのすべてはご自身の目で確かめてください!

「君たちはどう生きるか」本日7月14日公開です。
「君たちはどう生きるか」

監督・脚本・原作:宮﨑駿
音楽:久石譲
主題歌:米津玄師「地球儀」
制作:スタジオジブリ

出演:
山時聡真
菅田将暉
柴咲コウ
あいみょん
木村佳乃
木村拓哉
竹下景子
風吹ジュン
阿川佐和子
大竹しのぶ
あらすじ

舞台は太平洋戦争末期。主人公である眞人(まひと)という少年は、空襲で母親を失ってから父親とともに郊外に疎開することに。

父親は眞人の母親の妹と再婚し、新たに子を身ごもっていたが、眞人は再婚相手を新しい母親として受け入れられないでいた。

ある折眞人は疎開先であった屋敷から少し離れた林の中に、廃墟となった洋館を見つける。そして母親から、それは眞人の大叔父にあたる人物が建てたもので、大叔父は洋館を建てたのちに行方不明となった話を聞く。

眞人は屋敷に現れる謎のアオサギに導かれ、洋館の中へと進んでいくのであった。

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