ママスタイリストの七五三 プロが教える「着物」と「着付け」の魅力とは

3児のママスタイリスト・田沼 トモミの子育て日記

スタイリスト:田沼 トモミ

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こんにちは。スタイリストの田沼トモミです。 我が家は小学4年生の長女・1号、4歳の次女・2号、もうすぐ2歳の末っ子長男・3号の子育て中です。 夏休みも終わろうという昨今、「七五三」について本格的に考え始められる方も多いのではないでしょうか。ということで、本日は昨年の我が家の「七五三」についてお話させていただきますね。
我が家は長女と次女が6歳差、ではありますが同時にやりたかったため、長女8歳&次女3歳のタイミングで「七五三」を行いました。そして、職業柄もとい職業病なのか、着物探しにかなりの時間をかけたのが我が家の「七五三」です。

レンタルではありますが長女の希望を聞きだし、着物を探し、それに合うように次女の着物を探しました。

そして、七五三にあたり、お仕事でご一緒するカメラマンさんにお願いして、ロケーションのいい神社を探し、当日のスケジュールを考えて、着付け師さんや髪結い専門の方を探して、予算と睨めっこして、、という一連の作業をし、「雑誌の編集者さんのお仕事ってこういう感じなのか!」と思ったりしました笑!
私はまだ「着物の着付け」ができないので、今回はプロにお願いしたのですが、今後晴れの日を考えると、下の子の七五三、卒業式で袴、成人式で振袖や和装×姉弟3人分、と自分の手で着付けができたらより思い入れも深まるかなと思いました。

と同時に、自分でももっと着たいという気持ちも高まりまして、七五三の着付けをしていただいた出張着付け師さんの教室にすぐに通いはじめました。

着付けを習いに行くとなりますと、きもの学院とか呉服屋さんが教える教室とかさまざまありますが、私の先生は個人でお教室を運営したり、企業さんから依頼をうけたり、出張着付けをされたり……と、いわば私と同じフリーランスの方で、臨機応変にスケジュールを組むことができたのが、良かったなと思っています。
私の祖母がよく着物をきていたので実家にたくさんあるのかなーと思い連絡してみたところ、「シミが多くて処分しちゃった」と、母からの返答。残念……。が! 唯一黄色い小紋の着物が出てきたので練習用にしています。もしかしたら皆さんのお宅に掘り出し物があるかも!?

ちなみに母の小紋は、昔の人のサイズなので、袖も身丈も短く私には小さめというのが惜しい……!😂 先生に相談しましたところ「着られなくはないけど、練習用にも普段用としても大きめを選ぶといいね」とアドバイスをいただきました。

ヤフオクとかでけっこう破格な着物もあるし、リサイクル着物でもいいですよ、ということで
先生にすすめていただいたショップに足を運んだところ……とっても素敵な新古品の大島紬に出会い、自分の誕生日プレゼント! ということで購入しちゃいました!
リサイクル着物の「大島紬」のお値段は、というと合計で二桁万円手前、たしかに、新古品とはいえ、高額だったかも……と思いつつ、大島紬なら年齢が高くなっても使える! と自分を説得してみました。そう、着物愛好家のみなさんがおっしゃるように、着物は大事にすれば流行り廃りがなく、長く着られて、ある意味でエコかなと思ったりもしました。

私が身を置いているファッション業界は洋服なので流行のスパンが短く、そこにお金をかけるのも悪いことではないけど
40歳を超えた今の私には、洋服より、長く愛せる和服の世界にぞっこんなのでした。

もちろん安いものではないので、そんなにしょっちゅう手は出せないのですが、節目節目に少しずつ増やしたいなぁと思ってます。

SNSを覗くと若い子や海外の方にとっては、「着物はコスプレ感覚」という側面があるのか、すごく興味をもっておられる方も多い印象。そう、一般的に着物は敷居が高いイメージですが、フォーマルな装い以外であれば着こなしはとっても自由! 晴れの日はもちろん、もっと気軽に着物が着られるといいし、日本人としてこの素敵な文化を伝えていきたいです。
着付けに関してはまだ始めたばかりの、スーパー初心者ですが、文庫結び、矢の字結びができるようになりました。
ちなみに年末の大晦日、紅白見ながら母から譲りうけた小紋をきてみました!
お酒飲みながらだったので顔が赤い…
いよいよ秋本番! 皆様の「七五三」と着物ライフのご参考になれば幸いです!
ではまた!
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たぬま ともみ

田沼 トモミ

スタイリスト時々ライター

エディトリアルを中心に、広告・カタログ・著名人のスタイリングなど幅広く活動。 ファッションにとどまらず、被写体とその空間スタイリングを得意とし、インテリアやフードなどプロップまわりも同時に担当する。 プライベートでは3児の母。 Instagram blog

エディトリアルを中心に、広告・カタログ・著名人のスタイリングなど幅広く活動。 ファッションにとどまらず、被写体とその空間スタイリングを得意とし、インテリアやフードなどプロップまわりも同時に担当する。 プライベートでは3児の母。 Instagram blog