ナカムラ アヤナ
イラストレーター 絵本作家
京都府在住。雑誌『おともだち』（講談社刊）で『おしゃれまほうがっこう』が連載中。ゲーム『アイカツプラネット！』（バンダイ）のイラスト制作他、『プリキャラ♡スタイリスト』（永岡書店刊）、『おしゃれプリンセス ネイル＆ネイルシールBOOK』『おしゃれプリンセス ドレスシールブック』（以上宝島社刊）のイラストも担当。絵本は、『おしゃれまほうがっこう 100まいの ドレス』がデビュー作。
俳優・宮世琉弥「目標を１つに絞ったら、ブレない」好きを突き詰める強さとは？ 「『パリピ孔明』ラッパー役は音楽活動にもプラスに」
ドラマ『パリピ孔明』ラッパーKABE太人役 宮世琉弥さんインタビュー Vol.２
2023.09.27
ライター:山本 奈緒子
写真：水野昭子（講談社写真映像部）
2022年春に放送されると、一気に大人気アニメの仲間入りを果たした『パリピ孔明』。オープニングソング「チキチキバンバン」が、多くの動画サイトやSNSでバズるなど、一大ブームを巻き起こしました。
その『パリピ孔明』がついに実写ドラマ化！ 物語は、現代の渋谷にタイムスリップした諸葛孔明が、ある少女を歌手として成功させるべくさまざまな策を弄するというもの。
このたび、ラッパー「KABE太人」を演じる宮世琉弥さんにインタビュー。
Vol.２は、ラッパー役がご自身の音楽活動にもプラスになったこと、豪華共演陣とのクリエイティブな交流、そして無難な道ではなく、好きなことをまっすぐ突き詰めていく生き様を伺いました。
その『パリピ孔明』がついに実写ドラマ化！ 物語は、現代の渋谷にタイムスリップした諸葛孔明が、ある少女を歌手として成功させるべくさまざまな策を弄するというもの。
このたび、ラッパー「KABE太人」を演じる宮世琉弥さんにインタビュー。
Vol.２は、ラッパー役がご自身の音楽活動にもプラスになったこと、豪華共演陣とのクリエイティブな交流、そして無難な道ではなく、好きなことをまっすぐ突き詰めていく生き様を伺いました。
ラッパー役が音楽活動にもいい影響を及ぼしている
──宮世さんが演じるKABEはフリースタイルのラッパー。宮世さんは今年に入って、MUSIC PROJECTも始動されましたが、ラップについてはいかがですか？
宮世 本格的なラップ自体がほとんど経験がなかったので、KABEの専門ジャンルであるフリースタイルラップ（即興系のラップ）も全くやったことがなくて。
だけどKABEは無敵と言われるほどの天才ラッパーなので、ただラップをやればいいわけじゃないんです。クオリティも高くしなければいけないので、すごくプレッシャーを感じました。
宮世 本格的なラップ自体がほとんど経験がなかったので、KABEの専門ジャンルであるフリースタイルラップ（即興系のラップ）も全くやったことがなくて。
だけどKABEは無敵と言われるほどの天才ラッパーなので、ただラップをやればいいわけじゃないんです。クオリティも高くしなければいけないので、すごくプレッシャーを感じました。
──どうやってフリースタイルラップを習得されたんですか？
宮世 レッスンを受けたのはもちろん、個人的にYouTubeでラップの大会などを見まくりました。ひとくちにラップと言っても、人によって得意とするものがいろいろ違うんです。
KABEはどちらかというと“語り系”のラッパーなので、そういった系統のラップをたくさん聞きこみ、練習を重ねました。それなりに少しは成長したと思うので、ドラマを楽しみにしていただければと思います。
宮世 レッスンを受けたのはもちろん、個人的にYouTubeでラップの大会などを見まくりました。ひとくちにラップと言っても、人によって得意とするものがいろいろ違うんです。
KABEはどちらかというと“語り系”のラッパーなので、そういった系統のラップをたくさん聞きこみ、練習を重ねました。それなりに少しは成長したと思うので、ドラマを楽しみにしていただければと思います。
──今回ラップを経験したことで、ご自身のMUSIC PROJECTにおいても変化が出てきた部分はありますか？
宮世 今回、細かい韻の踏み方なども学べましたし、徹底的に練習したことで、実際に歌うときの滑舌が良くなったかなと感じています。
──共演者もクリエイティブな人が多いので、良い刺激をもらっているのではないでしょうか？
宮世 まさにそうなんです。主演の向井さんも音楽好きで、曲に詳しいので、オススメの曲を教えてもらったりしています。
森山さんは、俳優以外にダンスなどクリエイティブな活動をいっぱいされているので、すごく吸収させてもらっています。このドラマには世界的ダンサーの菅原小春さんも出演されていて。
こんなにさまざまな分野のプロの方がいる現場は初めてなので、演技とはまた違う、別の知識が増えていく感覚があって。そういう面でも、このドラマの撮影をすごく楽しませてもらっています。
宮世 今回、細かい韻の踏み方なども学べましたし、徹底的に練習したことで、実際に歌うときの滑舌が良くなったかなと感じています。
──共演者もクリエイティブな人が多いので、良い刺激をもらっているのではないでしょうか？
宮世 まさにそうなんです。主演の向井さんも音楽好きで、曲に詳しいので、オススメの曲を教えてもらったりしています。
森山さんは、俳優以外にダンスなどクリエイティブな活動をいっぱいされているので、すごく吸収させてもらっています。このドラマには世界的ダンサーの菅原小春さんも出演されていて。
こんなにさまざまな分野のプロの方がいる現場は初めてなので、演技とはまた違う、別の知識が増えていく感覚があって。そういう面でも、このドラマの撮影をすごく楽しませてもらっています。
親の助けなしに夢を叶えることはできなかった
──今年は「MUSIC PROJECT 2023」もスタートしました。この世界で活躍し、次々と夢を叶えてこられている宮世さんですが、夢を実現させてこられた秘訣は、一体何なのでしょう？
宮世 曲がらないところだと思います。目指すところを１つに定めて、そこはブレさせない。そうすると、その目標にたどり着くためには何をすべきかということが、逆算的に考えられるようになるんです。
ただ……、もう１つ秘訣があるとしたら、それは親の助けだと思います。送迎を含め、親の助けがなければこれだけの活動は絶対にできませんでした。
何より「好きなことで、自分がやると決めたことならとことんやりなさい」という教えが大きかったですね。学校と並行して芸能活動をするとなると、これだけ全面的に応援してくれる親ってあんまりいないんじゃないかと思うんです。
大人になればなるほど、どれだけ親に支えられてきたか気づくようになりました。
宮世 曲がらないところだと思います。目指すところを１つに定めて、そこはブレさせない。そうすると、その目標にたどり着くためには何をすべきかということが、逆算的に考えられるようになるんです。
ただ……、もう１つ秘訣があるとしたら、それは親の助けだと思います。送迎を含め、親の助けがなければこれだけの活動は絶対にできませんでした。
何より「好きなことで、自分がやると決めたことならとことんやりなさい」という教えが大きかったですね。学校と並行して芸能活動をするとなると、これだけ全面的に応援してくれる親ってあんまりいないんじゃないかと思うんです。
大人になればなるほど、どれだけ親に支えられてきたか気づくようになりました。
──アドバイスをもらうことも多かったんでしょうか？
宮世 僕が相談すると一緒にいろいろ考えてくれる、というのはありますけど、「こうしなさい」とか「ああしなさい」はなかったですね。
的確なアドバイスをくれるので、今でも悩んだときはいつも親に相談しています。
宮世 僕が相談すると一緒にいろいろ考えてくれる、というのはありますけど、「こうしなさい」とか「ああしなさい」はなかったですね。
的確なアドバイスをくれるので、今でも悩んだときはいつも親に相談しています。
流されずに好きなことをやったほうが、絶対いい！
©フジテレビ
──これから自分の夢を見つけて追いかけていく子どもたちに、夢を叶えた先輩としてメッセージをいただけますでしょうか？
宮世 シンプルですけど、好きなことをやったほうがいい。自分の好きなことをお仕事にしている人って、幸せだと思うので。
以前に、物作りが好きで、自分の作った雑貨を販売しているお店のオーナーさんに話を聞いたことがあるんですけど、本当に楽しそうで幸せそうで。「この生き方のほうが無難だから」と流されずに、やりたいことを追いかけてほしいです。
僕も今、こうして好きなことをやれていて幸せだとハッキリ言えます。もちろん「そんなの無理だよ」とか反対されることもあると思いますけど、そこだけは大人の言うことを全部は聞かなくていいんじゃないかな。
宮世 シンプルですけど、好きなことをやったほうがいい。自分の好きなことをお仕事にしている人って、幸せだと思うので。
以前に、物作りが好きで、自分の作った雑貨を販売しているお店のオーナーさんに話を聞いたことがあるんですけど、本当に楽しそうで幸せそうで。「この生き方のほうが無難だから」と流されずに、やりたいことを追いかけてほしいです。
僕も今、こうして好きなことをやれていて幸せだとハッキリ言えます。もちろん「そんなの無理だよ」とか反対されることもあると思いますけど、そこだけは大人の言うことを全部は聞かなくていいんじゃないかな。
──今日までやりたいことを追いかけ続けてきて、「無理かも」と挫折しそうになったことはありますか？
宮世 正直、挫折したことはないかもしれません。やりたくてやってみたけど実力が足りなくて上手くできなかったとか、あとキャパシティが足りなくて心の余裕を失ったとか、そういうのはありますけど。
でもそれも、限界を決めず挑戦し続けていくことで、自然とキャパが広がっていくと思います。だからとにかく、「できないだろう」とか弱気にならず、好きなことを追いかけてほしいと思います！
宮世 正直、挫折したことはないかもしれません。やりたくてやってみたけど実力が足りなくて上手くできなかったとか、あとキャパシティが足りなくて心の余裕を失ったとか、そういうのはありますけど。
でもそれも、限界を決めず挑戦し続けていくことで、自然とキャパが広がっていくと思います。だからとにかく、「できないだろう」とか弱気にならず、好きなことを追いかけてほしいと思います！
『パリピ孔明』
『三国志』の時代。名軍師・諸葛孔明（向井理）が病死……したはずが、若き姿となって現代の渋谷に転生！
そこで出会ったアマチュアシンガー・月見英子（上白石萌歌）の歌声に惚れこんだ孔明は、彼女の軍師を務めることに。『三国志』オタクのライブハウスのオーナー・小林（森山未來）などの協力を得て、英子の夢と、「太平の世を作る」という自身の夢の実現に向けて突き進み始める！
2023年９月27日より、毎週水曜22時～フジテレビ系にて放送。
宮世琉弥（みやせりゅうび）
2004年１月22日生まれ。宮城県出身。2019年より俳優活動を始めると、演技力の高さでメキメキと頭角を現す。
以後、『恋する母たち』（TBS系）、『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』（MBS・TBS系）、『君の花になる』（TBS系）など話題作にメインキャラクターで次々出演。
2023年よりMUSIC PROJECTがが始動。今後メイン出演作品も多数控えるブレイク筆頭株。
取材・文：山本奈緒子
ヘアメイク：時田ユースケ（ECLAT）
スタイリスト：徳永貴士
写真：水野昭子（講談社写真映像部）
ヘアメイク：時田ユースケ（ECLAT）
スタイリスト：徳永貴士
写真：水野昭子（講談社写真映像部）
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