青い鳥文庫の新シリーズ『#神絵師になりたい!』の装画を描いてくれた、人気イラストレーター・れおえんインタビューの後編です。
今回は、れおえんさんがどんな世界観に惹かれ、どうやってあの繊細で深みのある表現を生み出しているのか、その思考の裏側をじっくりうかがいました。
「自分の限界が完成になる」「マネしたいという衝動の正体」──インタビュー中で語られる数々の言葉には、絵を描く人だけでなく、ものづくりに携わるあらゆる人の胸を打つ本質がつまっています。プロとして長く生き残るための「生存戦略」とは?
10代のころはダークで切ない世界観に引きこまれました
れおえん:
中学生のころにペンタブレットを買ってもらい、デジタルで絵を描き始めたのですが、当時はマンガ『ソウルイーター』(大久保篤/スクウェア・エニックス)が大好きでした。
主人公側のキャラクターが悪を取り入れて強くなっていくような展開で、ダークで強くてカッコいい世界観にワクワクさせられました。
アニメでは『交響詩篇エウレカセブン』や『ノエイン もう一人の君へ』の「切なさ」のような部分に強い影響を受けました。
このとき抱いた「こういう熱いシーンや世界観を自分も再現したい」という素直な衝動は、いまの自分の創作とも地続きになっているかもしれません。
音楽で楽しくなりすぎると冷静な判断ができなくなる
れおえん:
机はL字型でパソコンが2台あり、1台はペンタブにつなげていて、もう1台はモニターでゲームをしたり配信を流したりしています。
となりに本棚も置いていて、この配置は引っ越しをしてもあまり変えないようにしています。「ここで仕事するぞ!」というスイッチの入る場所にしています。
作業中はVtuberさんやストリーマーさんのゲーム配信を流すことが多いですね。
音楽を聴いて描くこともありますが、音楽は気分がノリすぎて自分の絵がよく見えすぎてしまうことがあるんです(笑)。
正しい評価ができなくなってしまうので、冷静に描きたいときは配信を聴き、逆に特定の「雰囲気」を絵に乗せたいときは音楽を選びます。
選曲はエレクトロニカ・アンビエントのような静謐(落ち着いて穏やかな様子)なものからJ-ROCKまでさまざまです。
創作面で強く影響を受けたのは「エレクトロキューティカ(ELECTROCUTICA)」というユニットと、「相対性理論」のやくしまるえつこさんです。
エレクトロキューティカは、中学生のころにボーカロイドの音楽をいろいろと聞いているときに出会いました。
とてもきれいで、切なさもあるのですが、同時に「無敵感」を感じるような音楽で、「こんな雰囲気を自分の絵でも表現したいな」と思いました。
やくしまるえつこさんは歌詞が持つ独特のユーモアが素敵で、こちらも「自分もこういう世界観のある絵を描きたい」と強く刺激を受けました。
──仕事中によく飲むものなどはありますか。
れおえん:
最近、ペットボトルのお茶を飲みすぎたのか、味をあまり感じなくなってしまって。
それでいまは「お~いお茶 濃い茶 PREMIUM STRONG(プレミアムストロング)」が好きです。
コンビニで売っていないのが不便ですが……。コーヒーは好きなのですが、お腹を壊してしまうので飲めないのです。
















































































