もはや文化現象!裁縫箱から生まれた「家庭科のドラゴン」異例の児童文庫化に迫る「なぜ記憶に残るのか?」

発売前からXトレンド入りで超話題!「小説 家庭科のドラゴン」ができるまで (3/3) 1ページ目に戻る

青い鳥文庫編集部

子どもたちに伝えたい「日々の暮らしを支える力」のかっこよさ

──「さいほうセット」やエプロンなど、家庭科の教材向けの人気デザインをいくつも生み出されています。「家庭科」という科目はどのような存在だと思いますか?

上田:家庭科は、日々の暮らしを支える力を身につける科目だと思っています。

食事をつくる、衣服を直す、身の回りを整える。

学校で学んだことが、その後の生活にもつながっているように思います。

家庭科で身につけた能力は自分の生活を豊かにできますし、その力を誰かのために使うこともできます。

手芸が得意な男の子という設定にも、性別に関係なく、好きなことや得意なことを暮らしに生かせる家庭科の奥深さを感じます。

「ものをつくる力は、生きる力になる。」という言葉は、その価値を表していると思います。
異世界〈ドラゴンアース〉では、家庭科の知識を使って料理をする場面も。
すべての画像を見る(全8枚)

「家庭科のドラゴン」を愛する大人たち、これから出会う子どもたちへ

──「家庭科のドラゴン」ファン、そしてこれから「家庭科のドラゴン」に出会う読者に向けてメッセージをお願いいたします。

上田:昔から「家庭科のドラゴン」を覚えていてくださるみなさん、本当にありがとうございます。

使っていた方も、ドラゴンを選ばなかった方も、今回の小説を楽しんでいただけたら嬉しいです。

初めて出会うみなさんには、主人公とドラゴンの冒険を、ご自身の楽しみとして読んでいただければと思います。

昔の裁縫箱を思い出しながら読む方にも、物語から知る方にも、それぞれに好きな場面や心に残る登場人物が見つかることを願っています。
株式会社サンワード 上田一郎代表取締役

株式会社サンワード2代目代表。SNSでの反響を起点に、約25年前に裁縫箱から生まれた「家庭科のドラゴン」の商品化や新たな作品展開の推進を決断。

懐かしさだけで終わらせず、今の子どもたちが出会う新しい物語として、青い鳥文庫での小説化を進めている。

あの「裁縫箱に描かれたドラゴン」からはじまる、心おどるファンタジー小説!

作:もえぎ桃  絵:岩本ゼロゴ  原作:株式会社 サンワード
家庭科は“生きる力”――あの「裁縫箱に描かれたドラゴン」からはじまる、心おどるファンタジー小説がスタート!

ぼくは天羽結人(あもう・ゆいと)。あおば小学校5年生。

成績も運動も性格も……なんでも「ふつう」なぼくだけど、家庭科はけっこう得意。

最近、ぼくのまわりにはちょっとしたニュースがある。

まず、クラスに転校生がやってきたこと。しかも二人も!

黒崎(くろさき)ルウくんと不知火(しらぬい)アスカくんという名前のふたりは、なんだかとってもミステリアス。

さらにもうひとつは、幼なじみの彩葉(あやは)とクラスメイトの仁之介(じんのすけ)とこわれたバッグを直すため……ぼくは、ふしぎなドラゴンの描かれた裁縫箱を開けてしまった。

指先に走る電流。青白い光。

気がつくと、ぼくたち三人は見たこともない異世界――ドラゴンアースの世界に来てしまったんだ!
この記事の画像をもっと見る(8枚)

前へ

3/3

次へ

32 件