
小川未明童話集(3)
著:小川 未明 解説:保永 貞夫 装丁:亀倉 雄策 装画:寺田 政明
闇を通して光を描きつづけた日本童話の父・小川未明の、昭和初期から戦中・戦後へかけての歩みを示す代表作15編。全3巻が完結!
発売日 | 1980/09/10 |
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価格 | 定価:220円(本体200円) |
ISBN-13 | 9784061381148 |
判型 | A6 |
ページ数 | 161ページ |
時代にさきがけて、近代童話のけわしい道を切りひらいた日本童話の父、小川未明。晩秋の美しい高原で、石炭、はち、つたの葉、レールなどがけんめいに生きる姿をつづった「雪くる前の高原の話」、漂着した外国人とともに海を渡り、もどらなかった父の思い出話「青いランプ」、「月とあざらし」など、ロマン的詩情の流れる中に、きびしく現実を見つめ、正義を愛した未明の世界を、多彩な題材で描いた名品17編を収録。