
【6年生秋から】中学受験 直前期に焦る親は必見! 「正しい伴走」と「タスク整理術」
新刊『中学受験伴走力』に学ぶ! 合格を引き寄せる保護者の行動術 (2/3) 1ページ目に戻る
2026.08.31
教育ジャーナリスト:佐野 倫子
「まだ終わっていない」が普通
中学受験の伴走をしていると、6年生の秋から冬は、時間の進み方が急に速くなったように感じます。
合格判定模試の数字に一喜一憂し、過去問の点数が足りなければ青ざめる。そこへ願書の準備や入試日程の確認まで重なり、「勉強の伴走と事務作業、収拾がつかなくなっている……!」と焦ってしまうのです。
まずお伝えしたいのは、直前期は「やることがまだたくさんある」と感じるのが普通です。多くの受験家庭を取材してきましたが、余裕たっぷりで本番を迎えたという話は聞きません。
だからこそ必要なのは、焦りのまま手を広げることではなく、親御さんが一度立ち止まり、タスクを見える形にすることです。
【直前期の保護者タスク】
中学受験直前期……
それは長い伴走のクライマックス。理想としては、最後の総仕上げ、各科目の「穴や弱点」を見つけてしっかり補強する時期です。
しかし、多くの親が「あと2ヵ月で本番!? まだまだやることが目白押しなんだけど」と不安を感じるもの。
いよいよ6年生のラスト、この時期の重要な保護者タスクをまとめてみましょう。
・体調管理がなによりも優先!
・直前期に着手する教材の取捨選択
・本番数日間のスケジュール表を作成して家族で共有
・受験校に出願(現在は多くの学校がインターネット出願。締め切り日時に要注意)
・受験の前泊が必要な場合はホテルの予約
・当日の服装や持ち物をそろえる
・合格後の手続きや入金の締め切り日の確認
この章では、取材中にベテランの先生方や保護者の皆様から、こぼれ話として聞いた「直前期をどう乗り切るか」という情報をシェアしていきます。
『中学受験伴走力 親がすべきこと、知るべきこと』より一部抜粋
親の仕事はミッションを「増やす」より「整理する」
保護者の重要タスクを一覧にすると、勉強以外が案外多いことに気づきます。ここが伴走の神髄! まさに保護者の出番です。子どもが小学校や塾に行っている間をうまく活用して、落ち着いて取り組んでいきましょう。
また秋からの勉強のサポートですが、親が偏差値に対して不安を感じると、つい新しい問題集や講座を足したくなるもの。しかしこの時期、教材をやみくもに増やせばいいというものではありません。
使い慣れた教材、塾から指示された課題、過去問で見つかった弱点。まずはこの三つを中心に、「本番までに終えられる量」に絞ることが大切です。
やることを増やすのではなく、得点につながりやすいという観点から、穴を一つずつふさいでいきましょう。
そして何が何でも最優先は「子どもの体調」です。睡眠時間を削って問題を一題多く解くより、翌日に集中できる状態を守るほうが大切な日もある。直前期の伴走では、親がブレーキ役になることも立派なサポートです。12歳の子どもの戦いです。睡眠時間はしっかり確保しましょう。




































