【スマホやゲームを離さない・隠し事をしている】思春期の子どもの「危ないサイン」の見抜き方と対処法 保健室の先生が回答

保健室の先生はどう対応する? 子どもの危ういサインの見極め方と対処法 #2 (2/3) 1ページ目に戻る

スマホ・ゲーム依存症になる前に親がやるべきこと

食事のときもスマホをチェックしたり、勉強そっちのけでゲームに熱中する子どもの姿に悩んでいる親御さんは多いでしょう。

特に次のような様子が子どもに見られた場合は、親が子どもの生活やメンタルを整えていく必要があります。

〈スマホやゲームを離さない〉親の対応が必要、あるいは考えられるケース

・生活リズムが乱れるほど長時間、ゲームやスマホをしている。
・スマホやゲーム以外、ほとんど何もしていない(やる気がない)。
・SNSでのやりとりに一喜一憂している。

「スマホやゲームが生活の最優先事項になって、それ以外のことが立ち行かなくなっている場合は、赤信号です。

親御さんはデジタルデバイスの使い方を子ども任せにせず、スクリーンタイムを使って1日の使用時間に制限を設けたり、閲覧制限をかけるなど、子どものスマホやゲームにルールを設定しましょう。

また、ここで重要なのは、子どもがスマホ・ゲームをやめないからといって、それを力ずくで取り上げないこと。そして、子どもとよく話し合って『決まり』を作ることです

あるケースでは、子どもがゲームをやめることができなかったため、親御さんがスマホやゲーム機を隠したところ、家庭内暴力に至った例がありました。

もし、子どもがスマホ・ゲームにのめり込み始めたと親御さんが感じたなら、子どもがデジタル世界に一喜一憂したり、それが唯一の居場所にならないように、まずはお子さんと、スマホ・ゲームとの付き合い方について話し合ってみてください。

そこで、子どもからそれらにのめり込んでしまう理由を具体的に聞くことができたなら、その後の対応方法やルール作りのポイントも見えてきます」(相樂先生)

前述のアドバイスに加えて相樂先生は、現実世界で充実感や充足感を子どもに与えてあげてほしいといいます。

前述のケースでは、子ども本人が自分の進路に向き合ったことをきっかけに、親御さんとも話をするようになり、スマホ・ゲームとの付き合い方も自身でコントロールできるようになったといいます。

勉強でも、スポーツでも、音楽でも、リアルな世界で得られる手応えは、スマホやゲームを手放すひとつのきっかけです。「リア充」な生活が感じられるように、デジタル以外の世界を子どもに味わわせてあげてください。

スマホやゲームによる昼夜逆転は親御さんが生活調整を!

スマホ・ゲームの問題としては、昼夜逆転生活に陥ったり、そこまで生活リズムが崩れなくても、朝が起きられないといったことがあります。これは男女を問わない問題です。

「これはデジタルデバイスにルールを設定したうえで、食事の時間をある程度、決めたり、安心して静かに眠れる環境に整えてあげるなど、生活のケアと管理を親御さんがしてあげる必要があります。

『絶対に食事は○時にする』などと厳格にする必要はありませんが、子どもの成長に必要な『食事』と『睡眠』の環境を整えることは親御さんの大切な役割であり、生活リズムの立て直しにつながります」(相樂先生)

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