
【子どもを勉強嫌いにさせる最悪ワード】進研ゼミ「赤ペン先生」が解説 親が言いがちなNGワードと対処法
たったひと言で子どもが変わる! 赤ペン先生の「究極のほめ術」 #3 (3/3) 1ページ目に戻る
2026.09.10
自ら勉強する子になる「2つの魔法の言葉」
赤ペン先生には、子どものやる気を引き出す言葉がたくさんありますが、その中でも子どもに効く2大ワードを紹介。
子どもとの日常のやりとりの中で何気なく使ってみましょう。勉強嫌いの子だけでなく、すべての子どもにいい変化が訪れるはずです。
自ら勉強する子になる2大ワード ①「それ、教えて!」
子どもが習ってきたことに対して、「それ、教えて!」とおうちのかたが伝えてみましょう。子どもは張り切って計算や漢字など、いろいろなことを教えてくれます。
普段は「教わる立場」の子どもが、大人に対して「教える立場」になれることは誇らしく、うれしい体験であるとともに、人に教えることで子ども自身の学び直しにもなります。
勉強を楽しむことにつながりますし、親子で学び合うことで深い信頼関係も築くことができる、とっておきの言葉です。
自ら勉強する子になる2大ワード ②「間違えても大丈夫!」
普段のテストだけでなく、中学受験のための塾の課題など、子どもが答えを間違えると怒ってしまうおうちのかたがいます。しかし、ミスは次に進むためのものです。
そこで責めるような言葉を子どもに浴びせると、子どもは学ぶことが苦しくなってしまいます。そうならないためにも、なぜ親である自分は怒っているのだろうかと客観的に分析して心を落ち着かせ、子どもの立場になって「間違えても大丈夫だよ」と声かけをしてあげてください。
また、「進研ゼミ」では、「間違えたくなくて答えを書かなかった」という子もいます。前述しているように、ミスは次に進むためのものですから、赤ペン先生はそんなとき「間違えても大丈夫! 漢字をこんなに頑張っている○○さんなら、次はできるよ」と言い切りのコメントをします。
「失敗すると取り返しがつかない!」と子どもが思わないように、どうか安心感を与えてあげてください。ミスをしてもいいと思えると、子どもは学ぶことに対して前向きになれます。
赤ペン先生のテクニックを家庭で取り入れるメリット
赤ペン先生と受講する子どもとは、月に1回しか接点がありません。しかも、直接のやりとりではなく、答案というテキスト上でのコミュニケーションに限られています。
この点を考えると、親子間では毎日のようにほめるタイミングがあり、いくらでも子どもを伸ばす機会があります。
「赤ペン先生と添削指導をしている子どもは月に1回、答案上でのやりとりしかありません。また、その子を担任できるのは1年間と決まっています。いろいろな意味で制限があるのです。
しかし、ご家庭では毎日一緒にお子さんと過ごされて、その様子をつぶさに見ることができます。『えんぴつを握りしめて考えていた』『何度も書き直しながら問題を解いていた』『問題を声に出して読んでいた』など、その頑張りを目にすることができます。
そのため、赤ペン先生よりも、子どもの様子に合わせてタイミングよくほめることができるはずです。
勉強というものは、『勉強ができたらほめる』のではなく『ほめるから勉強ができる』ものです。ほめられて自分のことが好きになれば、子どもは自然に勉強が好きになります。
どうか、結果だけにとらわれずに努力した過程をほめる、学びに向かう姿勢をほめる、子ども目線でほめるという『ほめ方の3原則』を基本に、我が子を否定しない視点に立ってほめてみてください。
子どもの学ぶ姿勢が次第に変わって、子ども自身が自分の成長を感じるようになり、勉強に対して前向きに取り組めるようになります」(佐村先生)
赤ペン先生は、何があっても子どもたちを絶対に否定しません。「教えてあげる」「指導してあげる」「評価する」という上からの目線も持ち合わせておらず、常に子どもの目線に立って、ほめてその子を伸ばすというスタンスです。
子どもが持ち帰ってくるテストの結果を見て親はガッカリしたり、怒りが込み上げてきたりすることもありますが、そんなときこそ子どもにはポジティブな言葉を投げかけてみてください。
おうちのかたの言葉や反応が変われば、子どもの勉強に向かう姿勢はみるみる変わってくるはずです。
取材・文/梶原知恵
【たったひと言で子どもが変わる! 赤ペン先生の「究極のほめ術」】の連載は、全3回。
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◆佐村 俊恵(さむら としえ)
進研ゼミ「赤ペン先生」全国代表。長女が小学生時代に「進研ゼミ」を受講したことをきっかけに「赤ペン先生」と出会い、その指導姿勢に深い感銘を受ける。2004年からベネッセコーポレーション・進研ゼミ小学講座の赤ペン先生としての業務を開始。以来20年以上にわたり、同講座の添削指導に携わる。現在は添削指導だけでなく、「赤ペン先生の先生」として全国の赤ペン先生からの質問・相談対応も担当。小学生向けのオンライン授業講師やフリースクールのメンターなど多方面で活躍中。1男1女の母。
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梶原 知恵
大学で児童文学を学ぶ。出版・広告・WEB制作の総合編集プロダクション、金融経済メディア、外資系IT企業のパートナー会社勤務を経て現在に。そのなかで書籍、雑誌、企業誌、フリーペーパー、Webコンテンツといった、さまざまな媒体を経験する。 現在は育児・教育からエンタメ、医療、料理、冠婚葬祭、金融、ITシステム情報まで、各媒体の企画・編集・執筆をワンストップで手がけている。趣味は観劇。特技は長唄。着付け師でもある。
大学で児童文学を学ぶ。出版・広告・WEB制作の総合編集プロダクション、金融経済メディア、外資系IT企業のパートナー会社勤務を経て現在に。そのなかで書籍、雑誌、企業誌、フリーペーパー、Webコンテンツといった、さまざまな媒体を経験する。 現在は育児・教育からエンタメ、医療、料理、冠婚葬祭、金融、ITシステム情報まで、各媒体の企画・編集・執筆をワンストップで手がけている。趣味は観劇。特技は長唄。着付け師でもある。