
【中学受験の伴走】で「親のやりすぎ」はNG! 入塾後に伸びる子の「先回りしない」サポート術
新刊『中学受験伴走力』に学ぶ! 低学年から身につけたい学習習慣とは (2/3) 1ページ目に戻る
2026.09.27
教育ジャーナリスト:佐野 倫子
低学年で優先したいのは「先取り学習」より5つの土台
低学年のうちに親が子どもに定着させておきたいことは、次の5つです。
●机に向かう習慣
●読書習慣
●正確な計算力
●漢字を丁寧に書く習慣
●生活リズムの安定
樹木に例えれば、ぐんぐん伸びていくために必要な土台である、根や幹を育てる感覚。特に「勉強を嫌いにしないこと」「知的好奇心を伸ばすこと」が最優先です。
「ひとりで考える時間」を奪わないために、すぐに答えを与えず、「どう思う?」と問い返す親の姿勢が、子どもの思考力を育てます。
(『中学受験伴走力 親がすべきこと、知るべきこと』より一部抜粋)
低学年のうちは、塾のカリキュラムを安易に先取りするより、学ぶための土台を作ることが大切です。
計算や漢字の書き取りに丁寧に取り組む、本を読む、決まった時刻に眠る。地味に見えますが、高学年の大量の学習を支えるのは、こうした生活と学習の土台です。
低学年期に気をつけたいのは「親がやりすぎること」
低学年期にもっとも気をつけたいのは、親が「やりすぎる」こと。つきっきりで教え、間違える前に先回りし、スケジュールを細かく管理することは、残念ながらあまり効果がありません。
勉強の習慣をつけるために低学年から塾に通うのもひとつの選択ですが、思ったように成績が伸びず、親が焦るケースが目立ちます。早期から親が偏差値や成績を気にして子どもをコントロールしすぎると、高学年になっても「自主的に勉強する子」に育ちません。
(『中学受験伴走力 親がすべきこと、知るべきこと』より一部抜粋)
常に時間に追われている受験勉強において、ついつい効率よく勉強させてやりたいという親心で、さまざま手をかけてしまいがちです。しかし、これは要注意。短期的には早く進みますが、行き過ぎてしまうと、子どもが試行錯誤しながら考える機会までなくなってしまいます。
もちろん、いきなり全部を本人任せにする必要はありません。はじめは親がスケジュールや教材管理をして、慣れてきたら少しずつ渡していくイメージです。たとえうまくできなかったとしても、それはそれ。サポートすることで今はいいサイクルが生まれるならば、十分だと思います。



























