
さかなクンと小学生探究隊が調査!ミズウオ解剖で海洋プラスチックごみの深刻さを実感
『さかなクン探究隊2025』活動レポート第5弾
2026.01.23
\さかなクン待望の描きおろし絵本/
主人公は自分のことをもっと好きになりたいハコフグちゃん
絵本「ハコフグのねがい」
さかなクンによる「プラギョミ」の講義
*さかなクンは海に流れ出たプラスチックごみを「プラごみ」ではなく、「プラギョミ」と呼んでいます。ごみとなってしまったプラスチックも、もともとは便利で人のくらしの役に立っていたものたちです。そのプラスチックを悪者と仕立てて、憎んだり、忌み嫌ったりするのではなく、いろんなものに生まれ変われる資源であり、なかまなんだと思えるよう、「ごみ」ではなく、親しみをこめて「ギョミ」と呼ぶようになったそうです。
【今回のプログラム】
1.東京海洋大学・内田圭一教授×さかなクンの海洋環境に関するトークセッション
2.さかなクン講義「プラギョミを利用・活用する海のなかまたち」
3.東京海洋大学品川キャンパス マリンサイエンスミュージアム見学
4.内田圭一教授によるプラギョミ講義
5.ミズウオの解剖
ミズウオは、体長約1~2メートルで水深900~1400メートルの海域にすむ深海魚です。主食は頭足類や魚類ですが、えり好みせずに、目の前に流れてきたものをなんでも丸のみする習性があります。そのため、世界中の研究者が、海洋汚染の状況を知る指標としてミズウオを用いています。![]()
むぅちゃん
今回参加してみて、何がいちばんおもしろかったかな?
ひかる(小5)
Alepisaurus felox!! アレピサウルス フェロックス、獰猛なハダカのトカゲことミズウオの解剖です!
さかなクン探究隊のワークショップのなかで、いちばん楽しみにしていました!!! 目の前にミズウオが登場したとき、めちゃくちゃ興奮しました!
まさに獰猛なトカゲのような顔つきと、長いからだ。本当に迫力がすごかったです! メスを入れる瞬間は、「何が出てくるかな?」と、すごくドキドキ。ムニムニして切りにくそうだな、と思ったけれど、意外と切りやすかったです。
僕の班のミズウオくんの胃からはプラスチックは出ませんでした。残念、と思ったけどよく考えたら、プラスチックを食べたりしてなくてきれいな胃でよかった。
ただ、捕まえられる直前に食べたと思われる結構大きなサバがまるごと胃から出てきてびっくりしました。消化されていなくて、そのサバには、ミズウオくんの歯形が生々しく何ヵ所もついていました。他には、寄生虫がたくさんいました。
そして、隊長のさかなクンと一緒に、ミズウオくんの心臓を見ました。思っていたより、小さかったです。
ほかにも、ヒレや歯を手に取って観察したり、生まれて初めての体験をたくさんしました。ミズウオくん、解剖させてくれてありがとう!
そういちろう(小4)
ぼくも、ミズウオの胃からは新種の深海魚が見つかることもあるとMOVEを読んで知っていたので、どんなものが出てくるかなと楽しみでした。
実際にミズウオを解剖してみると、おどろきの連続でした。まず、魚をさばいているときにはふつう血が出てくるのに、ミズウオは身を切ったしゅん間に水が出てきました。身はやわらかく、メスでもスパスパ切れる感じでした。ちなみにミズウオはくさった水みたいなにおいでした。
また、見たこともない形状の寄生虫が、なんと腸から出てきました。ぼくの経験では魚の腸からはフンが出てきたことしかありません。寄生虫はアニサキスの細くて長いバージョンみたいなので、300匹~500匹くらい出てきました。またミズウオの体全体から、寄生虫の卵みたいなものも見つかりました。
そしてぼくたちのグループでは、胃から見なれないエビが2匹出てきました。その内1匹は、さかなクンが寄生虫や内臓をかき分けていっしょに探してくれました。そのエビは浅い所にいるものとは違い、身体がフニャフニャで白と赤の横じまがあり、背中がボコッとしていて、ザリガニみたいな頭をしていました。おそらく深海性のエビで、「アカマダライバラモエビ」かなぁ、とぼくは予想しています。
ぼくのグループのミズウオからはプラごみは出てこなかったけど、さかなクンが解ぼうしていたものや他のグループからは出てきていて、ミズウオがかわいそうだなと思いました。












