実写映画で話題『はたらく細胞』が小説に!『赤血球』が大活躍の全4話が収録

『小説 はたらく細胞3』細胞たちに大ピンチが訪れる!? ノベライズ第3弾を読む!

ライター:中村 敦子

主役は赤い配達員「赤血球」!?

もくじ

0 ここは人間の体の中 ─強い味方─

1 顔にぽつぽつ ─ニキビ─

2 赤血球が子どもだったころ ─こつずい保育園─

3 出血で大ピンチ ─大けが─
本作で大活躍するのが、『はたらく細胞』でおなじみのキャラクター赤血球3803番。まだ新人で慣れない中、迷いながらも血管の道を進み、毎日休むことなく酸素と二酸化炭素を全身に届けています。

そんな赤血球が「新人赤血球(NT4201)」の教育係を任されることに! 冷静沈着、クールな新人に助けられながら、なんとか任務を遂行してたところ、突然の衝撃で気絶してしまったふたり。

一体何が起きたのか、細胞たちはこのピンチを切り抜けられるのでしょうか!?
道に迷い、細菌モンスターに追いかけられる赤血球。手にする白い箱には、一般細胞たちの生活に必要な酸素ボンベが詰まっています。
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プロフィール:赤血球(AE3808)

すがた:赤いショートヘアに、赤いキャップ、ジャケット、シューズを身につけている。ヘモグロビンを多く含むため赤い。
数:人間ひとりにつき約37兆2000億個もある細胞の半数を占める。
はたらき:酸素と二酸化炭素の運搬。
アイテム:「圧縮ガス」「O2」と書かれた白い箱。
キャリア:まだまだ新人で失敗も多い。
ここからは、本書での赤血球の活躍を特集でお届けします!

赤血球ミニ場面集① 赤芽球時代

子ども時代の赤血球がこちら。ポンポンつきのベレー帽に、くりくりのお目目がかわいいですね! 

赤血球は、「赤色骨髄学園」にある「こつずい保育園」に通っていました。このころはまだ「赤芽球」と呼ばれ、一人前の赤血球を目指して勉強中。

そんなある日、細菌モンスターから逃げる避難訓練で本物の緑膿菌に遭遇! 赤血球の方向音痴は子どものころからのようです。
「血球」とは

赤血球や白血球たち血液細胞は、肩や胸、骨盤などの中にある「赤色骨髄」で誕生する。まず「前駆細胞」と呼ばれる赤ちゃんとして生まれ、ある程度成長したところで赤血球、好酸球、骨髄芽球へと割り振られていく。ふつう「骨髄」というとこの「赤色骨髄」のことを指す。

赤血球場面集② 現在

新人赤血球の教育係となった赤血球3803番。配達の3週目、脳へ向かおうとしていた矢先に大爆発に巻き込まれます。

実は体の持ち主が事故に遭い、頭部にけがを負って救急搬送されたのです。体内では非常事態を知らせるブザーが鳴り響き、生命に関わるダメージだとのアナウンスが……。

ついには出血多量により血球がいなくなり、雪まで降り積もる絶体絶命の大ピンチ。
クライマックスでは、「ある治療法」と赤血球やたくさんの細胞たちの必死のはたらきによって、体の持ち主は一命をとりとめます。

けがから出血、止血に至るまで、体の中では一体何が起きているのか。『はたらく細胞』を小説で読むと、壮大な物語が胸に迫ります!

漫画と小説、2つのアプローチで『はたらく細胞』をお楽しみください。

小説 はたらく細胞 3

小説 はたらく細胞 3
発売日:2020/5/21
定価:本体680円(税別)

「はたらく細胞」で学べる児童書盛りだくさん!

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なかむら あつこ

中村 敦子

ライター

1986年生まれ。0歳児〜小学生向け、主にキャラクターの絵本や雑誌の企画・構成にあたる。プリキュア、いないいないばあっ!、ヒミツのここたまなど、15以上のキャラクターを担当。各地の博物館、郷土資料館、美術館めぐりが生きがい。

1986年生まれ。0歳児〜小学生向け、主にキャラクターの絵本や雑誌の企画・構成にあたる。プリキュア、いないいないばあっ!、ヒミツのここたまなど、15以上のキャラクターを担当。各地の博物館、郷土資料館、美術館めぐりが生きがい。