主役は赤い配達員「赤血球」!?
もくじ
0 ここは人間の体の中 ─強い味方─
1 顔にぽつぽつ ─ニキビ─
2 赤血球が子どもだったころ ─こつずい保育園─
3 出血で大ピンチ ─大けが─
そんな赤血球が「新人赤血球(NT4201)」の教育係を任されることに! 冷静沈着、クールな新人に助けられながら、なんとか任務を遂行してたところ、突然の衝撃で気絶してしまったふたり。
一体何が起きたのか、細胞たちはこのピンチを切り抜けられるのでしょうか!?
プロフィール:赤血球(AE3808)
すがた:赤いショートヘアに、赤いキャップ、ジャケット、シューズを身につけている。ヘモグロビンを多く含むため赤い。
数:人間ひとりにつき約37兆2000億個もある細胞の半数を占める。
はたらき:酸素と二酸化炭素の運搬。
アイテム:「圧縮ガス」「O2」と書かれた白い箱。
キャリア:まだまだ新人で失敗も多い。
赤血球ミニ場面集① 赤芽球時代
赤血球は、「赤色骨髄学園」にある「こつずい保育園」に通っていました。このころはまだ「赤芽球」と呼ばれ、一人前の赤血球を目指して勉強中。
そんなある日、細菌モンスターから逃げる避難訓練で本物の緑膿菌に遭遇! 赤血球の方向音痴は子どものころからのようです。
「血球」とは
赤血球や白血球たち血液細胞は、肩や胸、骨盤などの中にある「赤色骨髄」で誕生する。まず「前駆細胞」と呼ばれる赤ちゃんとして生まれ、ある程度成長したところで赤血球、好酸球、骨髄芽球へと割り振られていく。ふつう「骨髄」というとこの「赤色骨髄」のことを指す。
赤血球場面集② 現在
実は体の持ち主が事故に遭い、頭部にけがを負って救急搬送されたのです。体内では非常事態を知らせるブザーが鳴り響き、生命に関わるダメージだとのアナウンスが……。
ついには出血多量により血球がいなくなり、雪まで降り積もる絶体絶命の大ピンチ。
けがから出血、止血に至るまで、体の中では一体何が起きているのか。『はたらく細胞』を小説で読むと、壮大な物語が胸に迫ります!
漫画と小説、2つのアプローチで『はたらく細胞』をお楽しみください。
中村 敦子
1986年生まれ。0歳児〜小学生向け、主にキャラクターの絵本や雑誌の企画・構成にあたる。プリキュア、いないいないばあっ!、ヒミツのここたまなど、15以上のキャラクターを担当。各地の博物館、郷土資料館、美術館めぐりが生きがい。
1986年生まれ。0歳児〜小学生向け、主にキャラクターの絵本や雑誌の企画・構成にあたる。プリキュア、いないいないばあっ!、ヒミツのここたまなど、15以上のキャラクターを担当。各地の博物館、郷土資料館、美術館めぐりが生きがい。