齋藤飛鳥さんの「子ども時代」そして卒業してより強く感じる「乃木坂46」の「歌の力」

『映画 マイホームヒーロー』鳥栖零花役 齋藤飛鳥さんインタビュー

ライター:小川 聖子

2023年アイドルグループ「乃木坂46」を卒業し、女優としても活動を本格化させている齋藤飛鳥さん。昨年はドラマ『いちばんすきな花』に出演され話題に!

2024年3月8日(金)より公開の『映画 マイホームヒーロー』に出演。そのひたむきな演技や雰囲気のある佇まいが注目を集めています。

Ane♡ひめ世代の子どもたちからは「お姫さまみたいにかわいい!」と人気の齋藤さんに、子ども時代のことから「自分のかわいいの探し方」についてまでお伺いしました。

お人形の髪の毛を切ったり、カラーリングして遊んでいました

──10代のころからアイドルとして活躍されていますが、小学生のころはどんなお子さんだったのでしょうか。

齋藤さん:低学年のころはけっこう活発な子でしたね。兄がふたりいるので男の子のようにわんぱくに育って、外で虫を採ったり、一緒にゲームをしたりして遊んでいました。

それが小学校3年生くらいになったころから、ちょっと女の子っぽくなっていって。それこそ『Ane♡ひめ』さんの付録にあるビーズのおもちゃやキラキラしたシールなんかをたくさん集めていました。

──当時好きだったキャラクターや遊びはありますか。

齋藤さん:キャラクターでは、ディズニープリンセスのアリエルが大好きでした。明るい性格が大好きでしたし、アリエルの長い髪の毛にも憧れていて。アリエルのものをいろいろ見ていましたね。

遊びはお人形遊びが大好きで。と言ってもままごと遊びをするというよりは、人形の髪を触ることにすごく興味があったので、自分で髪を切ってみたり、絵の具を薄くといて、ヘアカラーしてみたりして遊んでいました。

自分の魅力を見つけるにはいろいろ試してみること

──飛鳥さんは「乃木坂46」の中で、ちょっとミステリアスなキャラクターとしての個性を確立してきたと思いますが、自分の魅力や持ち味をどんなふうに見つけてきたのでしょうか。

齋藤さん:そうですね、実はまだ今も見つけられていない気もしていますが……(笑)。私はなんでも「1回やってみないとわからない」「やってみたことで気がつく」タイプのようなんです。

だから、自分の持ち味についても、いろいろやってみた中で見つけていった気がします。

先ほど、小学校低学年のころは活発だったとお話ししましたが、実はこれにも途中で違和感を覚えて、学年が上がるころには「おとなしいキャラクター」に変えて、振る舞ってみたこともあったんです。

人形遊びにしても、最初は普通におままごとをしていたのですが、これも途中で「なんか違うかも」と思って、今度は髪の毛を切ったり、色を変えたりして、自分が楽しいと思う遊びに変えていったんですね。

だから、自分で手を動かしたり、実際にやってみることで気がついたり、発見することってすごく多いんじゃないかと思っています。

──自分で感じることが大切なんですね。「乃木坂46」でもそうしていたのですか。

齋藤さん:そうですね。グループで活動していたときは、自分の持ち味を見つけるため、とりあえずめちゃめちゃいろいろなキャラクターを試してみていました。

私は子どものころから「つい人をじっと見ちゃう」というクセがあるのですが、そうやって周りのお姉さんたちを観察して、「かわいいな」と思うところを真似していました。

思い返すと、乃木坂は「ステキになりたい」と思っている女の子にとってすごくいい環境でした。自分より何歩も先を歩いているステキなお姉さんたちのメイクの仕方や立ち方、お返事の仕方などはものすごく勉強になりましたね。

──誰かひとりを憧れのロールモデルにするというよりは、いろいろな人の「いいな、かわいいな」と思うところを取り入れてきた、という感じでしょうか。

齋藤さん:そうですね。世の中には本当にいろいろな人がいるので、それぞれ「人としてステキだな」と思ったところを真似してみる、という感じでした。

私は大きな目標を作ったり、遠くにあるものを追いかけるのは得意じゃないので、近いところで「これならできそう」という目標を探してやってみて、少しずつ進んできたという感じです。

『映画 マイホームヒーロー』は家族愛を描いた作品

──昨年は「乃木坂46」を卒業され、ソロでの活躍が増えていますね。2024年3月8日公開予定の『映画 マイホームヒーロー』では、半グレ集団に立ち向かう主人公・鳥栖哲雄(佐々木蔵之介さん)の愛娘、零花を演じられています。零花の両親は“親バカ”とも言えるふたりですが、飛鳥さんのご両親もかなり飛鳥さんを溺愛されていると伺いました。

齋藤さん:そうなんです(笑)。「乃木坂46」時代から、写真や動画もいつもチェックしてくれて、今もこまめに連絡をとっています。

親バカは親バカであるほど、子どもが大人になったときに嬉しいと思うので、親御さんたちはあまり気持ちを抑えず、親バカしていただけたらと思っています。

小言なんかも、そのときは反発されるかもしれませんが、後々効いてくるので……全然言ってほしいです(笑)。

──では、親はそこはしばらく我慢して、という感じですね(笑)。

齋藤さん:はい、ぜひ(笑)。日本ではあまりハグしたりというボディタッチがありませんが、それでも愛情を伝える努力はしてあげたらいいなと思っています。

『映画 マイホームヒーロー』での零花の両親、哲雄さんと歌仙さん(木村多江さん)は、すごくわかりやすく「あなたに愛を与えているよ」を表現してくれる人たちなんです。

そんな愛情を感じられたら、子どもはやっぱり嬉しいと思いますので、優しい言葉一言でもいいからかけてあげていただけたらなと思っています。

──飛鳥さんはご家族とのコミュニケーションはしっかり取られていますか。

齋藤さん:そうですね。うちは母親がめちゃくちゃ陽気で、自ら進んでボケたりするタイプなんです。ただ私がこういうクールな性格なので、つい冷たいツッコミをしてしまって……たまに申し訳なく思っています(笑)。

母娘なら、友達同士みたいに腕を組んで一緒に買い物に行く……みたいな関係性もありますよね? ちょっとそっちになってあげられなかったことは悪かったなと思っています。でも、コミュニケーションはしっかり取っています!

──今からでもなれるかもしれません(笑)。最後に、飛鳥さんが今「力をもらっている」と思うのはどんなものでしょうか。

齋藤さん:グループを卒業してからは、「歌」に助けられることが多かったです。乃木坂46の曲もいっそう大切に思って聴くようになりましたし、他のアーティストさんの楽曲も、「今の私の気持ちにはこの歌が合うな」とか、「この歌聴くとちょっと勇気が出るな」というのを、それまで以上に感じるようになって。

環境が大きく変化した中、「この曲の登場人物みたいに頑張ろう!」「元気だそう!」と思うことが多くて、改めて音楽の力を感じています。

飛鳥さんに聞きました! これがあれば飛鳥ちゃんぽくなれる!? なりきりアイテム3

1.リップクリーム

小学生のころから無色のものを持ち歩いています。ついつい色つきのものにあこがれちゃうけど、くちびるはまず「うるおい」が大事!


2.ゆびわ

ネックレスより、イヤリングより、私が絶対につけるアクセサリーはゆびわ! たくさんつけると私っぽくなると思います(笑)。


3.巾着バッグ

昔から「ポーチ」より「きんちゃくバッグ」派。少しレトロですが、きんちゃくを持っている女の子ってすごくかわいいなと思ってます。
PROFILE
齋藤飛鳥

1998年8月10日生まれ。東京都出身。「乃木坂46」1期生最年少メンバーとしてグループに加入。2023年5月の卒業コンサートをもって卒業。現在は女優、タレントとして活躍中。

2023年にはドラマ『マイホームヒーロー』、『いちばんすきな花』に出演。出演映画『映画 マイホームヒーロー』が2024年3月8日公開。
『映画 マイホームヒーロー』
2024年3月8日(金)全国ロードショー
配給: ワーナー・ブラザース映画
©2024 映画「マイホームヒーロー」製作委員会

佐々木蔵之介
齋藤飛鳥 高橋恭平(なにわ男子) 宮世琉弥 板倉俊之(インパルス)
大東駿介 淵上泰史 西垣匠 金子隼也/立川談春 神野三鈴
音尾琢真/津田健次郎 木村多江
主題歌 「インソムニア」Eve (TOY’S FACTORY)
原作・漫画:山川直輝・朝基まさし『マイホームヒーロー』(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督:青山貴洋 脚本:船橋勧 音楽:堤博明
制作プロダクション:TBS スパークル C&I エンタテインメント
撮影/大坪尚人(講談社写真映像部) スタイリスト/市野沢裕大(TEN10) ヘアメイク/秋鹿裕子(W) 

イヤーカフ/Jewel tree リング左手人差し指、リング右手人差し指/ともにエン(ロードス 03-6416-1995) 

Ane♡ひめvol.16 2024年3月28日発売!

Ane♡ひめvol.16
発売日:2024/3/28
定価:1760円(税込)
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