魔法とプリキュアには親和性がある!? TVアニメ『魔法つかいプリキュア!!〜MIRAI DAYS〜』メインキャスト3名が語る「まほプリトーク」第2弾!
『魔法つかいプリキュア!!〜MIRAI DAYS〜』放送開始記念! 豪華声優陣へのスペシャルインタビューVol.2
2025.01.18
ライター:小川 聖子
自分にとっての幸せについても考えさせてくれた作品です
高橋 私はもう、ありまくりです(笑)。『魔法つかいプリキュア!』で培われてきた学びや想いが、私の中にこんなにも根付いていたんだ、ということを改めて実感して。
エンディングテーマのレコーディングをしただけでもう泣きそうになっちゃいました(笑)。
早見 エンディングテーマはバラバラに録ったんですよね。
高橋 そうなんです。一番最初はフェリーチェだったのですが、歌詞がまた作品にピッタリすぎて!
早見 そうですね。私も歌ってるだけで「うわっ……!」となりました。
高橋 その次がキュアミラクルの私。フェリーチェの歌声で私も「うっ」てなって、さらにここにキュアマジカルの声が入るんだ、と思ったらますます泣けてきて。
本当に楽しく歌わせていただいたあと、帰り際に楽曲を聴かせていただいたときもまた泣いてしまいました(笑)。
──1作品に1年間という長い時間を費やすことは、なかなかないことですよね。喉のために辛いものを食べない、など気を遣われていたことはありますか。
堀江 私は普通になんでもいただいていました(笑)。
高橋 私もです(笑)。よく健康でいられたなと思います。
早見 よく食べていましたよね。差し入れもいただいていましたし、アフレコ終わりには毎回ご飯に行って……お魚定食を食べたり。
高橋 よく校長先生(内田夕夜さん)が、「冷凍みかんサワー」を頼んでいましたね。冷凍みかんは作品でも印象的なアイテムなのですが、スタジオの近くに奇跡的に「冷凍みかんサワー」があるお店があって(笑)。
堀江 よくあったよね(笑)。
早見 そこも奇跡のようでしたね。
高橋 当時はみんなでお花見をしたり、BBQをしたり。とても仲良くなって、その後もちょこちょこ集まったりしましたね。
今回はアフレコの時間が午前帯になったので、みんなでランチに行くことが多かったです。昨今なかなか珍しいと思いますね……。
早見 みんなでランチに行く現場はなかなかないですね。特別です!
この作品が私に残してくれたものは……私の場合は、些細なことではあるのですが、つい先日、「来られる人だけでも!」という「まほプリ会」をやったのですが、そこがたまたまカラオケルームがある場所で。
最初は、「まほプリ」のオープニングの楽曲をみんなで歌おうとなったのですが、その後、キャラソン大会みたいになっていって…… 。
それで李依ちゃんが突然、8年前のフェリーチェの楽曲である『言葉のエメラルド』という曲を入れてくれたんです。実はこの曲をずっとお気に入りにしていてくれて。
高橋 ふふ、大好きなんです!
早見 私は、この楽曲をレコーディング以来、なかなか歌う機会がなくて。でも、曲が流れた瞬間、全て思い出して。自分でも驚くほどちゃんと歌えたんですよ(笑)。
「あ、『言葉のエメラルド』、ちゃんと歌える!」となりました。
堀江 なにそのレアな日! またやりましょう!
早見 ぜひ! 李依ちゃんも聴き込んでくださっているからバッチリ歌えて、ふたりでユニゾンできました(笑)。
高橋 一番夢を叶えているオタクです(笑)。
早見 なので、「まほプリ」DNAに残っているんだなぁと。
高橋 残っていますよね! 前作でみらいが、「魔法界、ナシマホウ界、どちらにいるみんなにも笑顔でいてほしい」「みんなの笑顔がつながることが、自分の幸せでもある」と気がつくところがあるんです。
私もまさに、「まほプリ」に関わる人たちが笑顔でいることが、私にとってもものすごく幸せなことだなと思うようになりました。
しかも、それを俯瞰で眺めるのではなく、私もその中で笑って、笑顔と笑顔がつながることが本当に幸せなことだなって。
生きている上で幸せを感じる瞬間に気がつかせてくれたのがこの作品だなと思います。
堀江 いい人ばかりだしね。
高橋 本当に。久しぶりにお会いしたお父さん(大吉)役の青木強さんも泣いちゃってて(笑)。
早見 本当に幸せな作品だと思います。キャストもスタッフも、私たちの作品への思いが、見てくださる方にも届けばいいなと思っています。