
「自分の絵を疑うことから上達が始まる」人気イラストレーター・れおえんが語る、絵を描く楽しさと“本当の厳しさ”
『#神絵師になりたい!』装画・れおえんインタビュー前編 (2/3) 1ページ目に戻る
2026.10.16
30時間かけて描きこんだ 「ワクワク」と「深み」
れおえん:
いつもは20代~30代の大人向けや、ゲームなどのイラストを描くことが多いのですが、今回は小中学生向けということで、いちばん意識したのは「絵を見てワクワクしてほしい!」ということです。
画面のなかにたくさんの色を使い、過剰なまでにモチーフや小物を置くことで、絵のなかで目移りして「探す楽しさ」を感じてもらえたら、と考えました。
自分の実際の体験というよりは、「こんなアトリエで絵が描けたら楽しそうだな」というあこがれを反映させています。
ちなみに、部屋のレイアウト自体は僕の仕事場をモデルにしているんです。制作時間はちょうど30時間ほどでした。
──編集部からは、「いわゆる“青い鳥文庫っぽさ”にとらわれず、れおえんさんらしい深みを」というオーダーもあったそうですね。
れおえん:
子どもたちに伝わりやすいワクワク感と同時に、大人が見ても魅力的に映るように、絵画のようなおしゃれさや深みがほしいとお話をいただきました。
キャラクターと背景の両方で見せる、納得のいく一枚に仕上げられたと思っています。
プロの目から見ても 「本当に大切なこと」が書いてある
れおえん:
物語としておもしろいのはもちろんなのですが、絵の教本としても「本当のこと」がたくさん書いてあって驚きました。
たとえば、「いい絵を描くには、自分の絵を疑いつづける」という一文がありましたが、それは真実であると同時に、とてもつらいことでもあります。
そうした甘い部分も苦い部分もひっくるめて、しっかりと本質が書いてあるところがすごいなと思いました。
作中にはほかにも大切なポイントが太字でたくさん書かれていますが、本当に全部大切です。
「大切なことはずいぶんたくさんあるな」と感じるかもしれませんが、だからこそ上達するには時間がかかる、そのことを改めて感じました。















































































