みんなの探究テーマを大発表!
後半は、隊員たちがひとりずつ取り組みたい探究テーマを発表しました。発表形式は、スライドや模造紙、紙芝居など、それぞれ好きなスタイルで。今期も引き続き“探究先生”としてワークショップや講義を行い、探究隊をサポートしてくれる東京海洋大学教授・清水悦郎先生と内田圭一先生も登壇し、さかなクンと共に隊員へアドバイスを送りました。
「川の汚れが運河にどう広がるかを調べたい」という隊員は、これまで手作りの透視度計と水質試験紙を使って、身近な川の汚れやにおい、生きものの定点観測を続けてきたのだそうです。雨の影響で汚れたときはバクテリアの力で水を浄化し、水が澄んでいるときは生きものの隠れ家になるような“渚の人工サンゴ”を作って「東京の海を守りたい」と熱い想いを語ってくれました。
MCのハマジーこと浜島達也さんは「すでに研究者だね」と絶賛! さかなクンも、どんな問題が起こっているのか、自分で現場に行って調べ、解決策まで考えたのは“すギョい!”と感動したようす。清水先生からは「川から東京湾への汚水の流入は、まちづくりの中で解決できていない問題。いいところに目をつけたなと思います。定点観測はこのまま続けてほしいですし、水質調査の専門家に話を聞きたかったら紹介しますので、ぜひ相談してください」と、心強いお言葉をいただきました。

ある隊員は、大阪・関西万博の会場で、廃棄されるホタテの貝殻で製作されたベンチに出会ったことをきっかけに、「海を守るアップサイクルについて探究したい。海を豊かにする未来のアイデアを仲間たちと探したい」と意欲を見せました。清水先生からは「ごみを減らすためには、ごみをどうやって価値あるものに変えていくかが重要。アップサイクルは社会の課題のひとつで、素晴らしい気づきだと思います」とエールが。クリエイティブな発想に“すギョい!”と感心していたさかなクンは、隊員からどんなアイデアが出てくるのか、楽しみにしているようでした。
ほかにも「タカラガイの生態を調べたい」「海のプラスチックごみ問題について」「深海魚はどうして不思議な体になったのか」「海洋絶滅危惧種の保護施設を造るための研究」など、気になるテーマがいっぱい。自分の「好き!」「知りたい!」気持ちを原動力に、探究隊の活動を通して、これからますます知見を広げていく子どもたち。探究発表会がとっても楽しみです。
最後は、さかなクンから隊員たちへメッセージカードと記念品の贈呈が行われました。一人ひとりに声をかけながら、直接手渡しをするさかなクン。子どもたちは、照れながらもどこか誇らしげな表情を浮かべていました。

念願だったさかなクンとの対面を果たし、さらに探究意欲が高まった隊員たち。さかなクンのお話をうれしそうに聞き、積極的に手を挙げて質問している姿が印象的でした。
次回は、7月上旬に開催された清水先生による「やさしいエネルギー」体験ワークショップのようすをレポートします。東京海洋大学が監修に関わったフル電動旅客船の乗船体験も。どうぞお楽しみに!
取材・文/星野早百合



































