
超時短! 大人の食事を幼児食に変える「つぶす」「塩ぬき」「油ぬき」「食材増し」「衣はずし」の5つの技【管理栄養士がすすめる幼児食】
《第2回》 (2/2) 1ページ目に戻る
2026.09.15
管理栄養士・母子栄養指導士®:奥野 由
汁物(例:豚汁)
「つぶす」&「塩ぬき」で豚汁が幼児食に変身!【管理栄養士の超時短幼児食】
①食べられる固さの食材を容器に取り分ける。
〈技〉指でつぶして固さを確認
②食べやすい大きさにカットする。
③汁とお湯を同量入れる。
〈技〉塩の入っていないものを足して味付けを調整
★ポイント:ごぼうやこんにゃくは奥歯が生えていない子どもには噛むことが難しいかも。大根などはあえて大きいままにしておき、かじり取って食べるのもおすすめ。
炒め物(例:野菜炒め)
「塩ぬき」&「油ぬき」で野菜炒めが幼児食に変身!【管理栄養士の超時短幼児食】
①食べられる固さの食材を容器に取り分ける。
②①に具材が浸るくらいの水を入れ、ラップを軽くかぶせる。
③電子レンジ600W1分間加熱する。
〈技〉お湯で塩抜き・油抜き
④水を捨てて、食べやすい大きさにカットする。
★ポイント:野菜が固ければ電子レンジの加熱時間をのばしてもOK。
焼き物(例:塩鮭)
「塩ぬき」&「味付けの調整」で魚の塩焼きが幼児食に変身!【管理栄養士の超時短幼児食】
①食べる分を骨に気を付けて容器に取り分ける。
②①に鮭が浸るくらいの水を入れ、ラップを軽くかぶせる。
③電子レンジ600W40秒間加熱する。
〈技〉お湯で塩抜き
④水を捨てる。
⑤ご飯に混ぜる。
〈技〉塩の入っていないものを足して味を調整
★ポイント:塩鮭は塩抜きしても味がしっかりしている場合があるので、その場合はご飯に混ぜたり、茹でたジャガイモ、キャベツなどと和えるのがおすすめです。鮭の塩とうま味で味付けなしでも野菜がおいしく食べられます。
煮物(例:肉じゃが)
「塩抜き」で煮物が幼児食に変身!【管理栄養士の超時短幼児食】
①食べられる固さの食材を容器に取り分ける。
②①に具材が浸るくらいの水を入れ、ラップを軽くかぶせる。
③電子レンジ600W1分間加熱する。
〈技〉お湯で塩抜き
④水を捨てて、具材を食べやすいサイズにカットする。
★ポイント:糸こんにゃくを取り分ける場合は短めにカットします。
揚げ物(鯵フライ、かぼちゃコロッケ)
「衣外し」で揚げ物が幼児食に変身!【管理栄養士の超時短幼児食】
①衣を半分程度外す。
〈技〉衣を外して油の量を調整
②食べやすいようにカットする。
★ポイント:まだ衣の食感に慣れず食べにくい場合は全て外してもOK。衣がついた揚げ物の場合、具材はあまり油を含んでいないのでそのまま食べられます。衣の油は、天ぷらよりもフライの方が少ないです。フライは生パン粉より細目の乾燥パン粉を用いると吸う油の量が少なくなります。
辛いものや生卵は食べてもだいじょうぶ?
今は和食だけでなく、辛い中華料理や香辛料が入ったタイやインド料理など、世界中の料理を味わうことができます。幼児に食べさせるときの工夫と注意点を紹介します。
唐辛子や香辛料を使った料理
風味付け程度の唐辛子や香辛料の使用は問題ありません。気になる場合は、幼児に取り分ける際に塩抜き・油抜きと同じ要領で水を加えて加熱することで低減しましょう。
唐辛子や香辛料は口の中でしびれや痛みを感じる場合があるので、食べても問題ありませんが好まれない可能性はあります。多量に摂取すると粘膜を刺激するものもあるため、量には気を付けましょう。
にんにく・しょうがを使った料理
にんにくやしょうがは肉や魚などの臭みを消し食べやすくしてくれます。下処理や味付けに使用してみましょう。あまり量が多いと辛みを感じやすく、好まれない可能性があるので抑えめに。
卵かけごはん
生の卵は、いつから食べてよいのか気になりますよね。卵は加熱によってアレルギーを起こす力が変化する点に注意が必要です。
ある程度卵を食べられたとしても、ゆで卵などしっかり加熱したものしか食べた経験がない場合、加熱が弱い卵料理でアレルギー症状が出る可能性があります。
様々な卵料理が食べられるかどうかを確認し、初めて食べる時には少しにして様子を見るようにすることが大切です。
また、生の卵は食中毒のリスクもあります。割った卵はすぐに食べるようにし、体調が悪い時には避ける方がよいでしょう。
卵かけご飯はずるずるっとすすることができるので、噛まずに食べられます。幼児は噛むことを大切にしたい時期でもあるので、たまに楽しむようにしたいですね。
まとめ
幼児食は、手間をかけずに工夫して大人のものから取り分けることができます。
子ども目線で作られた食事も重宝しますが、大人と同じものを食べるのも楽しいですし、少しずつ大人と同じものを食べることに慣れるていくことができるので、5つの技を活用して日々の食事を楽しんでください。
〔参考文献〕
(1) 保健指導における学習教材集.
https://www.niph.go.jp/soshiki/jinzai/koroshoshiryo/kyozai/index.htm (accessed 2023-02-07).
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奥野 由
小学生の母親。大阪府出身・在住。自身の出産を機に母子栄養指導士を取得。 一般社団法人母子栄養協会認定講師として離乳食アドバイザー・幼児食アドバイザー資格講座や、子育て支援施設における離乳食・幼児食講座、専門職向け研修会などに講師として登壇。離乳食・幼児食レシピ本のレシピ作成やベビーフードなどの商品監修、専門誌への寄稿なども行う。 前職は冷凍食品の研究開発職で、加工食品を上手に取り入れ「手軽に・おいしく・楽しい食卓」を広めるために奮闘中。 HP:https://foomilab.com/ 母子栄養協会HP:https://boshieiyou.org/
小学生の母親。大阪府出身・在住。自身の出産を機に母子栄養指導士を取得。 一般社団法人母子栄養協会認定講師として離乳食アドバイザー・幼児食アドバイザー資格講座や、子育て支援施設における離乳食・幼児食講座、専門職向け研修会などに講師として登壇。離乳食・幼児食レシピ本のレシピ作成やベビーフードなどの商品監修、専門誌への寄稿なども行う。 前職は冷凍食品の研究開発職で、加工食品を上手に取り入れ「手軽に・おいしく・楽しい食卓」を広めるために奮闘中。 HP:https://foomilab.com/ 母子栄養協会HP:https://boshieiyou.org/