
【なぜうちの子は勉強嫌いなのか?】進研ゼミ「赤ペン先生」が教える 子どものやる気を引き出す最強のひと言
たったひと言で子どもが変わる! 赤ペン先生の「究極のほめ術」 #1 (2/3) 1ページ目に戻る
2026.09.08
おうちのかたに質問!
子どもがテストで「48点」を取ってきました。間違いも空欄も多めです。
どんな反応をしますか?
𠮟る・ため息をつく・大笑いも全部NG! 赤ペン先生の正解の対応はこれ!
ベネッセコーポレーションの通信教育「進研ゼミ」は月に1回、子どもたちから答案の提出があり、赤ペン先生はこれに対して添削指導をします。しかし当然のことながら、すべての答案が優等生ではありません。
解答が間違っているだけでなく、無解答が多め、あるいは白紙のまま送られてくることもあります。手元に届いたさまざまな答案に対して、赤ペン先生はどのような対応をするのでしょうか。
「赤ペン先生は、どんなことがあっても決して子どもを否定しません。『ほめ方の3原則』というものがあり、3つの原理原則に基づいて子どもを受け止め、どんな答案でもほめます。この視点は、低学年も高学年も関係なく、どの学年でも一緒です。
赤ペン先生の「ほめ方」3原則
1)「結果」ではなく「過程」をほめる
2)何歳になっても「学びのていねいさ」をほめる
3)「大人目線」ではなく「子ども目線」でほめる
テストの点数が悪かったとしても、テストを受ける前にお子さんがノートを見返していた姿を見たり、宿題に毎日取り組んでいたなら、『頑張っていたよね』と、その姿勢をほめてあげてください。
また、誤答や無解答が多めだったとしても、テストを逃げずに受けたこと自体が子どもにとっては大きな挑戦なので、その点をほめてあげましょう。
逆に結果だけに反応して、落胆したり𠮟ったりするのはNGです。子どもは結果が一番大事で、成果を出さなくちゃいけないと思い込み、テストに対して余計なプレッシャーを抱えてしまいます。これを繰り返すと、見通しが立たない新しい挑戦を避けるようにもなるでしょう。
ですから、最初に見るべきところ、反応すべきところは結果(点数)ではなく、その子が取り組んだ過程です」(佐村先生)
答案がどんな結果でも、まずは「過程」をほめることが赤ペン先生の対応です。
過程に注目して言葉にしてあげると、子どもは『頑張りに気づいてくれた!』と自分の行動に自信を持ちます。これが、子ども自身が頑張る方向や手段を理解していくことにつながり、勉強に前向きに取り組める土台になっていきます。
「学びのていねいさ」をほめる・「子どもの目線」でほめるとは?
「『ほめ方の3原則』には、『学びのていねいさ』をほめる、『子どもの目線』でほめるという基本もあります。
前者の『学びのていねいさ』をほめるは、その子がどんな姿勢で問題に向き合ったのかを言葉にすることをいいます。
たとえば、算数の問題で途中の式をちゃんと書いていたなら、『しっかり式を書いているね、すごい』とか、問題文に書き込みをしながら取り組んでいるなら『メモをしながら解くなんて、ていねいだね』という具合です。
自分の頭で考えて、答えを導こうとする姿勢が認められた子は、学び方自体を大切にするようになります。学び方を大切にすれば当然、『思考の筋道』が子どもの中に定着するので、結果も自然とついてくるでしょう。
後者の、『子どもの目線』でほめるというのは、子どもを上から評価しないことです。大人の目線だと『10問中、5問もミスした!』とできないところを指摘してしまいがちですが、子ども目線では『5問もできた!』と、できたところに注目します。
子どもの答案を前にすると、おうちのかたは結果やできなかったことに目がいってしまうかもしれませんが、どうか発想の転換をしてみてください。
純粋にできたことを認めて親子で一緒に喜ぶことが、子どもの力を伸ばし、自ら勉強する姿勢を育みます」(佐村先生)
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