ご当地キャラが大さわぎ! 東北はっけん☆ミステリー!【山形編 第2回】

ひみつの特訓! 『桃色ウサヒの不思議な耳とみんなの花笠まつり』 (2/3) 1ページ目に戻る

みきうさ子

なんだか合宿所全体が、しょんぼりどんよりムード。

もう練習どころではありません。

と、そこへきてけろくんが、トレードマークの旅行バッグを引きながらやってきました。

頭にはサクランボのついた麦わら帽子。きてけろくんは、横顔が山形県の形をしています。

きてけろくん

サクランボのブローチの付いた麦わら帽子をかぶり、山形のおいしいものがぎっしり詰まった旅行バッグを持って、山形の旅を満喫中♪
すべての画像を見る(全10枚)

「なんだべー。みんな元気ないなぁー。ほら、差し入れ持ってきたよー」

ほのぼのとしたきてけろくんの声で、しょんぼりな雰囲気が、少し明るくなってきました。

「さぁ、そろそろうまいもの食って、のんびりすっべ! 今日は、もう練習休み、休み!」

バーンと旅行バッグを開けると……力の出る玉こんにゃくや冷たーいパインサイダー、スイカに庄内メロン、ラ・フランスにサクランボ、米沢牛にマッシュルームなどなど、山形のおいしいものがぎっしり。

「うわっ! すごーい!」

「やったぁ!」

きてけろくんの周りでみんな大歓声。おや、その声が聞こえたのか、チェリンが入り口からそっとこちらをのぞいていますよ。

それに気づいたきてけろくん、

「ほれ、チェリンもこれ食べだらもう元気百倍、いや二百倍ったなぁ」

おずおずと、チェリンはみんなの輪に加わります。雪ごろうがニコニコしながら、早速ご当地名産の尾花沢スイカを切り分けています。

「あまーい!」

「ひんやりおいしいー!」

「わぁ、尾花沢のスイカ、すっごぐうまいなぁ」

チェリンも笑顔! おいしそうにスイカをかじっています。

「練習の後のスイカはたまらないなぁ」

おいしいものをたらふく食べて、だんだん元気を取り戻してきました。そして自分の町のうまいもの自慢をしたり、町の名所や温泉の話をしたりと和気あいあい。楽しそうにおしゃべりしています。

すると突然チェリンが、

「よぉし! やっぱりあぎらめねぇぞ! 踊りでなくても、チェリンさできるごと、考えでみる!」

そう言って立ち上がりました。

「いいぞ! チェリン!」

「そうこなくっちゃ!」

「楽しみー!」

そんな声に囲まれて、チェリンがうれしそうに笑っています。

その様子をニコニコしながら見ていたきてけろくん、

「そしたら今度は、温泉さ入ってリラックスだぁ。行ぐべ行ぐべ」

と、ワイワイと温泉に向かいました。

『花の山形ー。紅葉の天童、雪をながむる尾花沢ー♪』

大露天風呂につかりながら、誰かが、気持ちよさそうに、花笠音頭を唄い始めます。

唄にあわせて、「チョイチョイ」と手拍子したり、「ヤッショ―! マカショ!」とかけ声をかけたりする人や、花笠音頭を聞きながら、満天の星を眺めてのんびりしている人もいます。

おや、チェリンは、落ちていた木の枝で、唄に合わせてリズムを取っていますよ。ひさしぶりのリラックスタイムだったので、誰もが温泉でゆったりくつろいで、部屋に戻るとすぐにぐっすり眠ってしまいました。

静かになった大露天風呂に……あれ? 二つの影が。どうやらペロリンとウサヒのようです。なんだか大事な話をしているみたい。ちょっとこっそり聞いてみましょう。

二人のこそこそ話の内容は……!?
34 件