いよいよ、今日は花笠まつり当日。
日も沈んで茜がかった夕空の下、目抜き通りに飾られた提灯が、ともり始めました。
さぁ、花笠まつりの開幕です。
山形ご当地キャラたちが、大きな太鼓の載った山車の前に、集まりました。
あっ、はっぴを着たチェリンが太鼓のばちを持って、山車にのぼり始めましたよ。
ドーーーーン!
と、景気よく太鼓を一発叩いて、
「みんなー、今日は、チェリンのリズムで踊ってけろなー!」
ゴキゲンで、声をかけています。
なるほどチェリンは、音頭にあわせて太鼓を叩くことにしたんですね。
「おーーー!」
ご当地キャラたちが、笑顔でこたえます。
「うーん、なんかドキドキしてきたペロ」
ペロリンが、花笠をマジックハンドで器用に持ちながらも、なんだか不安そう。
「大丈夫! 今までこんなに練習したんだもの!」
と、雪ごろうがはげまします。その言葉に、今日は耳のあるウサヒも深くうなずいて、親指を立てました。
「さぁ、みんなで練習の成果を出し切ろう!」
「みんな行くベニ!」
雪ごろうとはながたベニちゃんが声をかけます。山車の上には、チェリンの他に三味線や笛、鳴り物を持ったご当地キャラたちもいます。
ドンドンドン、カカカカッ!
チェリンが、太鼓を叩き始めると、
チャンチャンチャ♪
お囃子隊が、軽快に花笠音頭の演奏を始めました。いよいよ花笠まつりの始まりです。
『花の山形 紅葉の天童 雪をながむる尾花沢ー♪』
「ハァ、ヤッショー! マカショ!」
はっぴ姿の雪ごろうチームは、豪快に笠を回して進んでいきます。雪ごろうの両隣に、ペロリンとウサヒがいます。
三人ともキレキレの笠回しを踊り、それに続いて雪ごろうチームの全員が、かっこよく笠を回しています。
「うっわすごっ!」「カッコいい!」
沿道から声が上がります。
『そろたそろたよ 笠おどりそろた 秋の出穂よりまだそろたー♪』
「ハァ、ヤッショー! マカショ!」
はながたベニちゃんチームは、華麗にしっとりと優雅に踊っています。
「……きれい」「すてき……」
沿道の観客たちが、ため息をつきながら、うっとりと見つめています。おや?
「ヤッショ―! マカショ!」
かけ声をかけながら、「山形ご当地キャラ花笠応援団」と書かれた大きな旗がやってきました。
「うわー、すごい!」
「おおっ! 迫力満点!」
先頭でその旗を豪快にふっているのは、きてけろくん。
その後ろには「秋の芋煮会」「おらが町の温泉!」「出羽三山」「最上川」「樹氷」「将棋の駒」などなどとたくさんの旗が続いています。全部、ご当地キャラたち自慢の山形名物です。
あのとき、チェリンがきてけろくんにひそひそお願いしてたのは、これだったんですね。
山形ご当地キャラたちは、今回初めて参加する花笠まつりに、踊りだけじゃなく、自分たちのできることや、それぞれの個性を生かして、参加することにしたのです。
そんな姿に、沿道には観客の笑顔があふれ、「がんばれー!」と、声援を送る子どもたちの声が飛び交います。
そして、いよいよパレードは、終点に到着しました。
「ヤッショー! マカショ!」
ご当地キャラ全員で一斉にかけ声をかけたそのとき、なんとペロリンが、
「シャンシャンシャン!」
と叫んで、ぐるん! と得意の逆立ちを披露!
「おおおお!」「ペロリン! すごっ!」
「いいぞぉ! ご当地キャラチーム!」「みんなサイコー!」
沿道のいろんなところから大歓声。大きな拍手と笑顔が会場を包みました。こうして、山形ご当地キャラたち、ひとりひとりのできることで盛り上がった、にぎやかでカラフルな花笠まつりは、大成功で幕を閉じたのでした。
みんなの良さが集まって、大成功! 突然ですが、ここまで読んでくれたみんなに山形クイズ!
【クイズ1】チェリンの頭ときてけろくんのぼうしについてるくだものはどーれだ?
①ぶどう ②リンゴ ③サクランボ ④スイカ
【クイズ2】花笠踊りの笠についてる花の名前はなーんだ?
①さくら ②梅の花 ③紅花 ④菊の花
【クイズ3】花笠踊りのかけ声はおぼえてる? どーれだ?
①エッサー! ホイサ! ②ワッショイ! ワッショイ! ③ヤッショー! マカショ!




































