子どもが踊る「サウンドブック」 年末年始 じぃじ&ばぁばにおねだり?

ディズニー映画の世界へ没入感倍増!音楽つき絵本で子どもの想像力が育まれる

ライター:川辺 美希

ダンスやごっこ遊びをする我が子を見て、「そのフレッシュな感性を伸ばしてあげたい!」と思う、ママやパパも多いのではないでしょうか。
そんな物語世界を楽しみたい親子にぴったりの絵本をご紹介します。

怖がり、だけど絵本と音楽が大好きな娘が読みたくなる絵本って?

お気に入りの物語の世界に入り込んで楽しむのが得意な子どもたち。我が家の6歳の娘も、絵本やアニメ、そしてディズニーのプリンセスが大好きです。最近では、プリンセスの長い髪に憧れて、髪の毛を一生切らない宣言をしたり、ひらひらするスカート以外は受け付けなかったりと、プリンセスに近づこうとする探求心は尽きません。

とはいえ娘は、絵本でディズニーの物語を読むのは好きなものの、映画となると、悲しみに共感しすぎてしまったり、スリリングな展開に驚いたりして、ちょっとドキドキしてしまうタイプ。自分のペースでディズニーの物語や音楽を楽しみたい、そんな娘の最近のお気に入りが、この絵本です。​

『ディズニープリンセス サウンドブック ミュージックスピーカーつきえほん ベル、ジャスミン、アリエル 3人のおはなし』
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音楽が一緒だとちょっぴりスリリングな物語にもスッと入れる!

『ディズニープリンセス サウンドブック』は、『美女と野獣』、『アラジン』、『リトル・マーメイド』という3つの名作がプリンセスの視点で描かれる絵本と、映画曲を含む15曲の音楽が入ったミュージックスピーカーのセット。ベル、ジャスミン、アリエルの3人のプレートをスピーカーに差し込むと、それぞれ5曲ずつ音楽が流れます。曲は、プレートを上からプッシュして簡単にチェンジが可能。

箱から取り出すと、本なのに、まるでおもちゃのようにボリュームのある存在感と、美しいプリンセスたちの表紙に「わ~!」と歓声を上げる娘。セッティングすると、さっそく自分でプレートを差して音楽を楽しみ始めました。​

プリンセスのプレートを挿すとミュージックスタート。
上からプッシュすると次の曲へ移る簡単な操作で、子どももすぐに使い方をマスター。​

音楽を流しながらパパが絵本を読むと、4歳の弟も寄ってきてくぎ付けに。映画を彩る音楽を聴きながら読むことで、ピンチのドキドキも冒険のワクワクも、臨場感たっぷりに伝わります。音楽があることで子どもたちがより物語の世界に入り込めるようで、「この人、怒ってるの?」「この魚は何?」という質問が子どもたちから飛び交います。

「もっと知りたい」「もっとキャラクターの気持ちをわかりたい」という好奇心が、音楽の力でどんどん引き出されてビックリ!絵本好きな子どもたちが、いつも以上に絵本の世界にどっぷり浸っていることが伝わります。

「『リトル・マーメイド』のアースラは怒っているの?」という娘からの質問に、アースラはこういう魔女で……と説明するパパ。

好きな曲を流して、踊りながら頭と体でディズニーの世界を満喫

ひらがなを覚えたての娘は、大人が忙しい間も、自分の好きな曲を流しながら一生懸命、絵本を音読。ちょっと怖がりな娘は、ドキドキするシーンも明るいトーンの曲を選んで読んでいる様子。物語に向き合う気分を、自分で選べるのもこの絵本の魅力です。

ミュージックスピーカーは、取り外して絵本とは別で使ってもOK。子どもたちは、好きなところへ持って行って、遊んでいる間に音楽を聴いたり、好きな曲で踊ったり、それぞれの楽しみ方を見つけています。親が家事で絵本を読んであげられない時間も、子どもたちだけで曲を選んで楽しんでくれるので大助かり!

曲を切り替えるときにプレートを上から押す「ポチッ」という感触にもハマったようです。ミュージックスピーカーのとりこになった娘の「前カゴにのせて、自転車に乗りながら聴きたい」という無茶なお願いは、危ないので丁寧にお断りしました(笑)。

親が食事の支度をしている間も、子どもたちふたりで絵本を楽しんでいて助かります。3つの物語と15曲のバリエーションで、飽きがこないのも魅力。

バレエを習っている娘は、『アラジン』の「ホール・ニュー・ワールド」で優雅にバレエを舞い踊るのが日課に。弟のお気に入りのダンス曲は、『リトル・マーメイド』の「アンダー・ザ・シー」。軽やかなステップを披露してくれます。と思ったら、ゆったりした曲では滑らかなダンスにチェンジ。息子にこんな表現力があったとは! と、思わぬ発見に嬉しくなりました。『サウンドブック』が来て以来、我が家のリビングは毎晩、ミュージカルのステージと化しています。

音楽と一緒に楽しむことで、好奇心が溢れる絵本体験。親子のコミュニケーションが生まれるだけでなく、予想外の楽しみに満ちた1冊です。ミュージックスピーカーを使った遊び方を考えたり、さまざまな曲調の音楽に心を動かされたり……子どもたちのクリエイティビティを伸ばす『サウンドブック』。

ゴージャスでプレゼントにもぴったりなので、じぃじやばぁばにおねだりしてみるのも良さそうですね。
クリスマスは、美しい音楽とともに、家族で物語世界にしっとり浸ってみてはいかがでしょうか?

取材・文/川辺美希​

名曲とともに楽しむお話絵本です。
ベル(『美女と野獣』)・ジャスミン(『アラジン』)・アリエル(『リトルマーメイド』)、3人のプリンセスのサイドストーリーが楽しめる絵本と、クラシックの名曲とそれぞれの映画曲を含めた全15曲の入ったミュージックスピーカーのセットです。プレーヤーは本体からはずして持ち運ぶことができディスクは小さなお子さまでも簡単に操作ができます。

電池交換可能。
*「Beauty and the Beast」「Under the Sea 」「A Whole New World 」(原題)が収められています。
*歌詞や歌はついていません。​
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かわべ みき

川辺 美希

Miki Kawabe
ライター・編集者

出版社勤務を経て独立。フリーランスとして映画誌、美術誌、音楽誌で編集やライティングを手がけるほか、WEBのコラム、インタビュー記事も担当。俳優やクリエイター、ビジネスのトップランナーへのインタビューや書籍レビューを中心に執筆する。得意分野は、映画と本と食べ物。埼玉県出身、今は神奈川県で夫と2歳差きょうだい、猫と暮らす。

出版社勤務を経て独立。フリーランスとして映画誌、美術誌、音楽誌で編集やライティングを手がけるほか、WEBのコラム、インタビュー記事も担当。俳優やクリエイター、ビジネスのトップランナーへのインタビューや書籍レビューを中心に執筆する。得意分野は、映画と本と食べ物。埼玉県出身、今は神奈川県で夫と2歳差きょうだい、猫と暮らす。