『アナと雪の女王』金曜ロードショー(11月29日OA)を観る前に!アナ雪の故郷、北欧ってどんなところ?

『アナと雪の女王』の舞台、北欧のことを知ればもっと映画が楽しめる!

ディズニーファン編集部

オーロラは、様々な色や形に変化する光が夜空に現れる自然現象です。長くて暗い北欧の冬、北極圏ラインより北の北欧諸国(ノルウェーやスウェーデン、フィンランドなど)に行くと、お天気がよければ観測できるチャンスが多くあります。

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トロールはノルウェー人が愛する大自然の象徴

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幼いアナとエルサが遊ぶ、「雪だるま作ろう」の歌のシーン。エルサはアナのお願いを聞いて部屋を雪の世界に変え、雪だるまを作って遊びますが、魔法の力がアナを直撃してしまいます。両親である国王夫妻は、アナを抱えてトロールの住む谷へ。深い知恵を持つトロールの長パビーは、前述のオーロラを作り出すこともできる魔力の持ち主です。

ノルウェーのトロールは、地方や民話によって異なり、巨大な姿や怪力、いたずら好き、変身ができるなど、姿はさまざま。共通のイメージは、ボサボサの髪の毛と大きくて長い鼻。おみやげ屋さんでは、そんな姿のトロール人形が売られています。森に棲むトロールは、ノルウェー人が愛する大自然の象徴で、神秘的な存在です。アナ雪で描かれている、魔法の力と深い知識を持つ妖精としてのトロールと共通しています。

アレンデールの景観やお城のインスピレーションとなったもの

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両親の死後、エルサは女王になるための戴冠式を迎えます。長い間閉ざされていた城の門が開き、アナは歌いながら外へ駆け出します。お祝いのために諸国から船が着き、港は賑わっています。映画を見ると、アレンデールはフィヨルドに面しているのがわかります。

フィヨルドは、ノルウェー語で「深く入り込んだ湾」という意味で、氷河の侵食作用によってできた複雑な地形の湾や入江のことです。穏やかな海面からそそりたつ岩壁に感動した映画の製作スタッフは、アレンデール城とそれを取り囲む世界をフィヨルドに設定しました。アナ雪の物語に欠かせない景観となっています。

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そしてフィヨルドに面してそびえるアレンデール城(画像はラストに近いシーンのお城)! お城のデザインをしたアナ雪のアーティストたちに最も大きなインスピレーションを与えたのは、12世紀ごろに建てられた「スターヴ教会」でした。屋根のラインに特徴がある木造の教会で、昔は1000か所ぐらいあったそうです。アレンデール城のデザインは、このスターヴ教会と、ノルウェーの首都オスロにあるアーケシュフース城をミックスさせて描かれました。

アナとハンスが躍るシーンは…

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物語には、まだまだノルウェーの地を思わせるシーンが登場します。アナとハンスが踊るシーンや、『アナと雪の女王2』でエルサが歌うシーンは、トロルトゥンガにそっくりです。「トロールの舌」という意味で、山の崖から水平に突き出た岩塊です。

アナとクリストフが飛び降りた崖は、プレーケストーレンではないでしょうか。リーセフィヨルドにある直方体の一枚岩で、牧師さんが説教をする壇に似ているので、説教壇という意味です。

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「アナ雪」のことがもっと知りたいときは

「アナ雪」のことをもっと知りたい!という人におすすめなのが「アナと雪の女王 Fan Book」です。映画やスピンオフ作品、キャラクター紹介、アナ雪の世界を体験できるテーマパークのガイドや名曲の全解説など、内容盛りだくさん。ノルウェーに関するあらゆる情報のコミュニティサイト「ノルウェー夢ネット」によるノルウェー紀行も掲載されています。

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