進行がんで死を覚悟した私の中の「能力主義」 子どもを追い詰めない親の関わり方

学校の「当たり前」を考える 能力主義と子ども #2親も子も追い詰める能力主義

能力主義を内面化しすぎると、子どもも大人も苦しむことになりかねません。  写真:graphica/イメージマート
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一元的なものさしで人を比較し、序列化する能力主義。その弊害は子どもたちにも及び、不登校や生きづらさを抱える子どもは年々増加しています。

しかし、大人がその問題点に自ら気づくのはハードルが高いのも事実。行き過ぎた能力主義に疑問を持ち、現在はそれに代わる「組織開発」を実践する勅使川原真衣(てしがわら まい)さんでさえ、数年前に病気で死に直面するまで、能力主義的な考えを深く内面化していたといいます。

勅使川原さんご自身のエピソードに加え、能力主義で子どもを追い込まない方法についてもお聞きしました。

※全4回の第2回(第1回第3回第4回を読む/公開日までリンク無効)

能力主義で自分自身を追い込んだ過去

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