世界規模の絵本登竜門・アストラ国際絵本原作コンテストの入賞者が発表
世界83ヵ国2248作品の応募の中から8ヵ国11名の受賞者が選ばれました
2023.11.16
2022‐2023アストラ国際絵本原作コンテストの入賞者が発表されました!
金賞2名と講談社賞1名、奨励賞8名が決定 日本人も入賞
第2回にあたる今回は、2022年11月にスタート、第1回を大きく上回る83ヵ国から2248作品の応募がありました。6言語の審査員たちによる審査の結果、8ヵ国11名の受賞者が選ばれ、2023年11月15日入賞者が発表されました。
審査員・荒井良二さんのメッセージ
受賞者発表
金賞(2名) 賞金 5000USドル
●著者:ヨハンナ・クレメント(Johanna Klement)
題名:『赤いカメレオン(Chamäleon‐rot)』
言語:ドイツ語
国名:ドイツ
●著者:蘭夢醒(兰梦醒)
題名:『たとえば、今、こんなこと(有时,突然……)』
言語:中国語
国名:中国
講談社賞(1名) 賞金 3000USドル
著者:ジェニー・ギヨーム(Jenny Guillaume)
題名:頭にのったタコ(Un poulpe sur la tête)
言語:フランス語
国名:フランス
【講談社からのコメント】
『頭にのったタコ』は、テキストだけで自然に絵が思い浮かんでくるという点で傑出していました。主人公の頭の上に棲みついてしまったタコ。主人公と生活していく中で、だんだん大きくなってしまったり、その色が変わったり。主人公もタコも友達も大人も、びっくりしながら、やがて受け入れて、変わっていく。これは不条理な現実や、異質な他者を受容し、学び・成長するという、まさに今、子どもに、そして大人にも必要とされる、普遍的なテーマの物語ということができるでしょう。ユーモラスでありながら、最後にはちょっぴり涙してしまうストーリーラインは、これに絵がついたら、どんなすてきな絵本になるだろうと、わくわくする作品でした。
著者:イザベル コリウ・マリシャロット(Isabelle Collioud‐Marichallot)
題名:静けさのコレクション(L'étonnante collection de silences)
言語:フランス語
国名:フランス
著者:デイヴィッド・マクマリン(David McMullin)
題名:この本は……じゃない(This Book is Not…)
言語:英語
国名:アメリカ
著者:タカハシ ペチカ
題名:トトのみちくさ
言語:日本語
国名:日本
著者:アンヘレス・ドゥリーニ(Ángeles Durini)
題名:どんなものでも(Cualquier cosa)
言語:スペイン語
国名:アルゼンチン
著者:雷婷
題名:わたしの超ウルトラスーパー幼稚園(我的超超超超级幼儿园)
言語:中国語
国名:中国
著者:ハンナ・ブラウン(Hannah Brown)
題名:むかしむかしは……おとなもみんな赤ちゃんだった(Once Upon a Time … All Grownups were Babies)
言語:英語
国名:イスラエル
著者:パヤム・イブラヒミ(Payam Ebrahimi)
題名:アッグネス氏が卵を産んだ日(The Day that Mr. Aggness Laid an Egg)
言語:英語
国名:イラン
著者:グレンダ・アーマンド(Glenda Armand)
題名:ステラホントハニアの船旅(The Voyage of Stellabornia)
言語:英語
国名:アメリカ
これらの作品は、6言語で絵本として刊行される可能性があります。受賞者の皆さま、おめでとうございます!