第63回 講談社児童文学新人賞 応募要項

斉藤洋、柏葉幸子、森絵都、はやみねかおるなど多くの作家を輩出した児童文学の新人賞です。はじめて物語に出会う子どもたちへの童話から、未来を生きる力となるヤングアダルト小説まで、オリジナリティあふれる作品を求めています。

第63回 児童文学新人賞
応募期間:2022年2月28日~3月31日(当日消印有効)

※場合により、予定が変更される可能性もあります。

応募作品のきまり

● 児童を読者対象とした自作未発表の作品であること。(商業出版を目的としない同人誌発表はさしつかえありませんが、同人誌が公募した賞の受賞作は対象外となることがあります。)  

● 他の賞との重複応募はさけてください。  

● 書式は、40字×30行のたて書き(ます目不要)で、A4サイズ(横位置)に印刷してください。作品のページ数は、10ページ以上、100ページ以下(短編の連作で、一編が20ページ未満の場合は、主人公が同一、あるいは内容に関連性があること)。用紙にはかならずページ番号をうってください。手書き原稿の場合は、四百字詰原稿用紙に、ペン等で(鉛筆不可)たて書きにしてください。枚数は、30枚以上、300枚以下。原稿用紙にはナンバーを記してください。  

● あらすじを400字~800字程度にまとめ、作品の冒頭につけてください。  

● 応募期間になりましたら、サイト上で申込みができます。各項目を入力後、応募票を印刷のうえ原稿の前に添付し、右上すみをひもでとじてください(応募票をプリントすると複数枚になりますが、すべて添付してください)。サイトからご応募できない場合は、原稿の表紙に、題名・種別(童話・少年少女小説・ファンタジー・SF・推理小説・探検冒険小説など)・総ページ数(40字×30行換算)・住所・氏名・年齢・職業・電話番号を明記してください。応募者の年齢制限はありません。


※必ず、原稿をひもでとじてからお送りください。
※サイト上で申込みいただいた方も、原稿は送付に限りますので、ご注意ください。
※よくお問い合わせいただく質問はQ&Aからご確認ください。

応募フォームはこちら

応募期間は終了いたしました。

送り先

〒112-8001 東京都文京区音羽 2-12-21
講談社第六事業局 児童文学新人賞係
電話 03-5395-3535


※応募作品は返却しません。また、選考に関する問い合わせには応じられません。応募作品が必要な方は、あらかじめコピーをとって送付ください。

選考委員

●安東みきえ氏  ●如月かずさ氏  ●村上しいこ氏  (五十音順)
●児童図書編集長

新人賞
正賞  賞状・記念品
副賞  50万円

佳作
正賞  賞状
副賞  20万円

なお、初版刊行時印税は、賞金に含まれます。

経過報告(2022.8.15更新)

◆第二次選考の通過者を発表!(2022.7.22)​
今年で63回を迎えた児童文学新人賞に、546作品のご応募をいただきました。バラエティに富んだ、個性あふれる作品の数々をご応募くださったみなさまに、心からお礼申し上げます。
このたび、第二次選考に残った27作品をご報告いたします。どの作品も力作揃いです。

『リバイバル』山羊とうこ
『日だまりの庭』玄澤優花
『なつのじゅんばんこ』辻紅子
『忍んで転じて』棟方香吏
『マユとルリの魔法』くろやぎまゆこ
『大好き!』高山一葉
『ホームカミング!』尾川ナオコ 
『ノップとヤップ』得能史子
『おにいいね』せとじゅん
『あるところの子どもたち』鏡千世
『「ドリーマー・シティ」へようこそ』葉月灯里
『空色の自転車に乗って』サクラコ
『僕らはお城に入れない』緒川朝子
『リボンの棋士はあきらめない』文屋律
『御玉の里のモルナ』永田澄空
『放課後トレジャーハンター』吉田宙石
『さとるのこと』佐藤史青
『本と最後の夏』五十嵐美怜
『白いあやかし、記憶さがし』福本彗
『図書館のアリスたち』福木はる
『魚のポーズ、子どものポーズ』堅野令子
『ペリカンのコンペイトウ』山根三穂
『カレルのかがやくたからもの』金光敏
『カズマくんのこちょこちょサービス』水木土せり
『その音色』坂上つつじ
『雲の上の花火』このえ和直
『波あとが白く輝いている』青野灯

◆最終選考の通過者を発表!(2022.8.15)​
このたび、最終選考に残った5作品をご報告いたします。

『ノップとヤップ』得能史子
『空色の自転車に乗って』サクラコ
『さとるのこと』佐藤史青
『カズマくんのこちょこちょサービス』水木土せり
『波あとが白く輝いている』青野灯

結果のお知らせ

◆受賞作品決定!(2022.9.22)​​
​本年度の児童文学新人賞にご応募いただいた546作品について、一次・二次選考および9月21日に行われた最終選考会での最終候補作5作品の中から慎重な審議の結果、次のように入選作を決定いたしました。

新人賞
該当なし

佳作
正賞  賞状 / 副賞  20万円
『波あとが白く輝いている』 青野 灯

審査員の先生方の選評(五十音順)

安東みきえ先生

今回、残念ながら作品全体の水準は前年に及ばなかった。その中で『波あとが白く輝いている』が頭ひとつ抜きん出ていた。東日本大震災遺児の喪失と再生の物語。巨大すぎる現実に創作で立ち向かう作者の勇気とそれを支える筆力に敬服した。ただ後半の乱雑さが目につき、惜しくも本賞には届かなかった。
『さとるのこと』、病いか虚構かの曖昧な不思議さに引き込まれたが、親の望みが男子という主人公の疑念には時代的な違和感があった。『空色の自転車に乗って』は様々な相反する感情が謎解きのような牽引力を生んだ作品。だが父親の造形に後味の悪さが残る。『ノップとヤップ』、動物ファンタジーに果敢に挑戦したのは評価するが、想定読者と作品の分量が一致しないのが難点だった。『カズマくんのこちょこちょサービス』は回想部分などを見直せば子どもが楽しめる良作になる可能性を感じた。このような低学年向け創作にもっと出会いたいと改めて思わせる作品であった。

如月かずさ先生

『カズマくんのこちょこちょサービス』は、後半のエピソードのメインがおばあさんの回想で、主人公が活躍しないという構成がなによりもマイナスでした。コミカルな要素とほろりとさせる要素のバランスも悪いように思います。
『ノップとヤップ』は100年前に海外で書かれた動物童話のようでした。動物童話は個人的に好きなのですが、設定・展開・キャラクタのいずれも新鮮味や魅力が乏しく残念でした。
『さとるのこと』はぼんやりとしていてつかみどころのない印象でした。説明や描写が全体的に不足しており、主人公の言動や思考にも首を傾げることがしばしばありました。
『空色の自転車に乗って』はテーマが散漫で物語の軸がはっきりせず、キャラクタにも魅力を感じられませんでした。主人公の独自のセクシュアリティには興味を惹かれましたが、その設定のつくりこみも甘かったと思います。
『波あとが白く輝いている』は主人公の心情の描写が丁寧で優れた表現も多く、震災の10年後を生きる少女の素朴な日常物語として大変魅力的でした。枚数不足で後半がダイジェストのようになっているため大賞には推せませんでしたが、改稿すれば素晴らしい作品になることは間違いないでしょう。

村上しいこ先生

釣りも文学も仕掛けが肝心

 今回は意欲的な作品が多かったのだが、心に響く作品がなかった。どの作品にも言えるが、何を隠して何を見せるのかという大切なところで、仕掛けが上手く機能していなかった。「波あとが白く輝いている」とても素晴らしい作文を読んでいるようで(褒め言葉)来年の講談社の新しい児童文学の顔として推す気にはなれなかった。「空色の自転車に乗って」読んでいる間、常に何か違和感があった。キャラクターが曖昧で「意味が分からない」と、何度か呟いた。「さとるのこと」面白いことに挑戦しているのには好感が持てた。この作品をモノに出来れば、凄い作家になれると思う。是非推敲を。兄がずっと自分の中にいるというところで、何かルールを作る。セリフを短く。ユーモアが必要などなど。「ノップとヤップ」サーカス団、黒猫の心の変化をきちんと描くこと。「カズマくんのこちょこちょサービス」幼年童話であれ、いい子悪い子の先にある心情を描けるように。

講談社児童文学新人賞 既刊

児童文学新人賞を受賞した作品は、佳作も含めて改稿ののち、刊行中です。(左右にスライドすると他作品をご覧いただけます)

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