親子向け新プラモ戦略! 大河原邦男氏デザインのエヴォロイド爆誕!

子どもたちに「自らの手で組み立てる愉しみ」を! 壽屋の意気込みとは!?

テレビマガジン編集部

簡単変形とパワーアップで楽しめ想像力を高める、新プラモデルシリーズ『エヴォロイド』!
※画像は開発中のものです。実際の商品とは異なります。
© KOTOBUKIYA
ある日、突然起こった謎の発光現象を境に、世界各地で謎の鉱物『エヴォリウム』が発見された。時を同じくして現れた機甲生命体『エヴォビースト』が各地で大暴れ! 『エヴォビースト』に対抗するべく開発された、『エヴォロイド』の戦いがはじまる!

エヴォビーストとエヴォロイドの戦いを描き、2021年12月から商品展開される新たなプラモデルシリーズ『エヴォロイド』

立ち上げたのは、これまで数々のハイターゲット向けのプラモデルやフィギュアを展開してきた壽屋(ことぶきや)だ。

少子化やプラモデルのハイターゲット化が進む今、敢えて『親子で楽しめる』シリーズ展開に挑む『エヴォロイド』の魅力にせまる!

メカデザインは大河原邦男氏!

まずは『エヴォロイド』がどのような商品なのかを紹介しよう。

この『エヴォロイド』や『エヴォビースト』たちのデザインは、リアルロボからコミカルなロボまで幅広いデザインでアニメを中心に活躍してきた大河原邦男氏だ。
2021年12月発売予定のEVR-01A「ジェットン」。ジェット戦闘機からロボに変形する。
※画像は開発中のものです。© KOTOBUKIYA
『エヴォロイド』のメカニカルなカッコよさ、『エヴォビースト』の憎めない悪役感等、これまで多くのメカデザインを手掛けてきた大河原邦夫氏のセンスが『エヴォロイド』に集約されている。
同じく2021年12月発売予定のE-REX-S1「E-レックス」。メカ恐竜からロボに変形する。
※画像は開発中のものです。© KOTOBUKIYA

共通パーツによる拡張性!

『エヴォロイド』はコアパーツに手足や装甲等を取り付けて完成する機構となっている。

このコアパーツはエヴォロイドシリーズ共通部品でありながら、ジェット機やメカ恐竜、戦車等の様々な形態へのスムーズな変形を実現する、真の意味で『コア』となるパーツだ。
複数の可動部分とジョイントはしっかりとした作りで、変形の際の不安定さやストレスがない。
※画像は開発中のものです。© KOTOBUKIYA
また新シリーズの立ち上げとなると、イチから全てを新しく構築する傾向にある中、『エヴォロイド』は壽屋の既存商品である『M.S.G モデリングサポートグッズ』とのパーツの互換性があり、発売と同時にすでに幅広い拡張性を持っているという強みがある。
商品同士の組み換え(左)はもちろん、同社の『M.S.G モデリングサポートグッズ』によるパワーアップ(右)も可能だ。
※画像は開発中のものです。© KOTOBUKIYA

ときた洸一氏によるコミック展開も!

子どもたちにゼロから想像力にまかせるのではなく、発想や遊びの原動力となる「イメージ」をふくらませるための物が必要だ。

そのアイテムとして、組み立て説明書にはまんが家ときた洸一氏による1ページコミックを連載する。コミック展開によりプラモデルだけでは感じることが難しい躍動感を演出し、各キャラクターへの感情移入がしやすくなっている。
ランナー・ラグロックス(カラー画像 左/ジェットンのパイロット)やリララ・リム(カラー画像 右/謎の少女)等、様々なキャラクターが登場。物語を盛り上げていく。
© KOTOBUKIYA
さて、ここまで『エヴォロイド』の商品について説明してきましたが、この『エヴォロイド』開発の裏側には何があったのか、壽屋ご担当者の糸山雄大さんにお話しを伺ってきました!
――これまでハイターゲット向き商品を多く手掛けられてきましたが、今回、低年齢層向けのシリーズ展開をはじめられた理由はなんでしょうか?

糸山さん:SNSにて自社商品(ヘキサギア)ご家族で遊ばれている投稿を拝見した事が大きいです。

また、以前模型ホビーショーに出展させていただいた際、ご家族で弊社ブースに訪れて下さるお客様も多い中ブースに展示している商品は「対象年齢15歳以上」だったという事もあり、せっかく「カッコイイ!」と言ってくれる子ども達に気兼ねなく触って遊んでもらえる商品を作りたい、という思いから開発しました。

商品を通じて、未来を担う子ども達に「自らの手で組み立てる」そしてそれを「イメージのままに発展させる」という「プラモデルの愉しみ」を感じて欲しいです。

――デザイナーに大河原邦夫氏、コミック掲載にときた洸一氏を起用した経緯は?

糸山さん:お二方に共通する要素として、現在の壽屋のメインユーザーとなる世代の皆さんが子どもの頃に大きな影響を受けながら、現在でも第一線でご活躍されているという点があります。

その前提に立ったうえで、強いキャラクター性を持ちながらシンプルさも併せ持つ大河原先生のデザインは、ユーザーイメージやテクニックに柔軟に応えられる自由度を持ち、ロボットでありながら驚くほど表情豊かなときた先生の作画はよりアクティブな遊びのアイデアに必要な“イメージ”をふくらませるためのコアとして、エヴォロイドシリーズの重要な要素を担っています。
大河原邦夫氏がデザインしたジェットン(左)とE-レックス(右)
© KOTOBUKIYA
ときた洸一氏がコミック用に調整することで、表情豊かなキャラクターに。
© KOTOBUKIYA
――開発で苦労された点は、どんなところでしょうか?
 
糸山さん:ザックリ言うと「これまでの自社商品とは違う部分」です。

弊社はこれまでメーカーとして多くの商品をお届けしてきましたがそれらはすべて「対象年齢15歳以上」でした。

対象年齢に応じた安全性テストに始まり、集中力の続く範囲で組み立てられるように、部品分割を細かくしすぎない事。

一つ一つの工程でコンスタントに満足感を得られる様な構成とする事。

組み換え遊びがしやすく、かといってユル過ぎない部品の接続強度、より見やすくて理解しやすい組み立て説明書の構築など、それぞれの担当チームが研究を重ねて開発しました。

これらの点は、シリーズ継続中もさらに進化していく部分であると考えております。

――商品のセールスポイントはどんなところでしょうか?

糸山さん:セールスポイントとなる部分としては、地としてはシッカリと独立した商品でありながら、これまで壽屋が育んできた“組み換え遊び”にも対応している事。

そして現行のキャラクタープラモデルとしては“シンプル”なラインで構成されるが故の手の加えやすさが有ると思います。

ブロックトイの様に簡単にパワーアップさせて遊ぶ事も出来て、改造や塗装を施してオリジナルのキャラクターに仕立てる事もできる、「お客様の手による進化」という可能性の広さと手軽さによって、様々な世代のニーズに同時にお応えできると考えています。
――今後、エヴォロイドをどのように展開していこうとお考えでしょうか?

糸山さん:現在のラインでキャラクター、ラインナップを増やしていきつつ、将来的には価格帯やジャンルにも幅を持たせる事で、より自由なアイデアで気軽に楽しめるコンテンツに育てていければ、と考えております。

エヴォロイドシリーズの展開に期待

『エヴォロイド』シリーズは、2021年12月に発売予定の2アイテムを皮切りに順次発売予定!

親子のコミュニケーションとお子様の想像力を高めるアイテムとして、ぜひ組み立てに挑戦してみてください。

テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。