妹を泣かせるダメな兄
4歳下の妹とは仲が良く、いっしょによく遊びました。いつもちょっかいを出すのは僕のほう。妹を泣かせて親に怒られる……ダメな兄貴でしたね。妹よ、あの当時は本当にごめん!
身近にあった音楽の道
小学校の音楽の時間に鍵盤ハーモニカを吹くのが好きで、小学校3~4年生のころ自発的にピアノ教室に通いました。いわゆるクラシック音楽のピアノではなく、ポップスの演奏でした。
人前で歌うようになったのは、高校生のころかな。家族でドライブに出かけたとき、車の中で歌ったら、両親が思いのほか、ほめてくれたんです。
夢を実現させるために、高校1年生のときにボイストレーニングを受け始めました。振り返ると、これが“歌のお兄さん”につながる最初のポイントでもありました。
衝撃を受けた舞台『キャッツ』
パンフレットを見ると、『劇団四季』の方々は音楽大学出身者ばかり。当然、僕も音大に行こうと決意しました。
ヨーロッパのクラシック音楽を外国語で歌うことを学んだり、ミュージカルにもどんどんのめり込みました。
生演奏に生歌の迫力、お芝居の感情を歌にのせて表現するところが大好きになり、週1~2回は『劇団四季』の公演に通い詰めました。ドラッグストアやスーパー銭湯でのバイトのお給料やおこづかいを全部注ぎ込むほど(笑)。