日本にもいるぞ! サソリ①

恐怖の毒バリ攻撃!!

海外で気をつけないといけない生きものといえば、まず毒ヘビ!つぎにハチだ!
これは日本でも同じだよね。

しかし、外国にはもうひとつ定番の危険生物がいる。サソリだ。

みんなはマネしちゃダメだぜ。

ひとくちにサソリと言っても、実はとても種類が多い。

砂漠にいるものもあれば熱帯雨林のジャングルに住むものもある。

さらにはなんと、家の中や軒下にひそむやっかいな種類までいるのだ。

だから、サソリのいる国ではいつだって気が抜けない。
クツをはくときも、ちゃんと中身をたしかめる。
そういえば、キャンプ中にひろいあげたきぎに小さなサソリが二匹へばりついていたこともあったな。

(左上)キョクトウサソリ科の一種。タイにて。
(右上)ストライプバークスコーピオン。アメリカテキサス州の民家にて。
(写真下)チャグロサソリ。インドネシアの森林で。

では、サソリに刺されるとどうなるかというと、とりあえず痛い。

といっても、サソリの種類によって痛みかたは大きくちがう。

ハチに刺されたような痛みのものもあるし、刺されたところの感覚がおかしくなってしまうこともある。
たとえば、冷たいものをさわっているのに熱く感じたり、あるいはその逆だったり。
赤くはれあがった部分を指先でふれただけでビリビリと電気が流れたようにしびれたりする場合もあった。

サソリの毒針はしっぽの先についている。

症状は数時間でおさまるものから、はれて丸一日以上痛みが続くものもある。
でもその程度ならまだかわいいもので、中には命にかかわるほど強力な毒をもつ種類もいる。

さらにやっかいなのが、毒の強さが見た目でわかりづらいこと。
大きくて真っ黒な、ものすごく強そうなサソリの毒が意外とひかえめだったり、逆にいかにも弱そうなチビサソリがとんでもない猛毒を秘めていたりするのだ。

「チャグロサソリ」

チャグロサソリは大きいけれどおとなしく、毒もそこまで強くないためペットとして飼われることも(もちろん刺されればすごく痛いけどね)。

ほとんど毒のないサソリと強い毒をもつサソリが同じ場所にいて、しかもおたがいにそっくりだったりもするから、もうホントにややこしくておっかない。

パッと見でアタリかハズレか…いや、ハズレか大ハズレかわからない。
ならば、あたたかい国を旅行する場合はとにかくサソリを避けること、さわらないことがたいせつだ。

サソリのいる国では出かける前にクツの中も忘れずにチェック!

もしホテルの部屋やテントに入りこんできたら、棒やほうきでそっと遠くへ追い払おう。

また、サソリは物陰が好きなので落ちている枯れ木や石を素手でさわらないようにしよう。

そうそう、そこらに落ちてる植木鉢やコンクリートブロック、ベニヤ板の下にもよくいるな。

さあ日本でサソリをつかまえろ!
でも、サソリってこわいけれどなんだかかっこいい。
ぼくの小学生時代の夢は野生のサソリをつかまえることだった。


②につづく。
次回はいよいよ日本のサソリを紹介するよ!
お楽しみに!

平坂寛さんが編集長を努めるウェブサイト