まるで現代の恐竜!かっこよすぎるトカゲ『グリーンイグアナ』<後編>
2021.04.21
緑色でまだら模様の体は茂った木の葉や草にすっかり溶け込むし、トゲトゲのクレストはシダやソテツの葉っぱにそっくりだ。
そんでもって動きもすばやいから捕まえるのも一苦労。
僕も何度か食べてみたことがあるけれど、たしかにおいしい!!
オオトカゲなど大型のトカゲ類にはちょっと肉にくさみのあるものも多いのだけど、グリーンイグアナはニオイがなく、とり肉のような味で食べやすい。
これはグリーンイグアナの食べ物に理由があるのかもしれない。彼らは子どものころは昆虫などの小さな生き物を食べて育つ。しかし成長していくにつれて木の葉や花、くだものなど植物を多く食べるようになり、大人になるとほとんどそれしか食べなくなる。肉食性のトカゲは食べているエサによって肉が生臭くなりがちだが、ベジタリアンなイグアナの肉はにおわないのだ。草食性のウシやシカの肉が臭くないのと同じだ。
なるほど。見た目どおりなかなか生命力の強いトカゲなのだ。
※グリーンイグアナを飼っている人はぜったいに逃さないようにしよう!もともと日本にいる野生動物たちとエサやすみかを取り合ってしまうかもしれないぞ。