クマムシ、30年半の時をこえてよみがえった!

国立極地研究所は、今年1月、30年半ものあいだ、乾眠状態だったクマムシを、よみがえらせて、さらに産卵させることに成功しました。
このクマムシは、1983年11月に南極の昭和基地近くで採取され、30年半のあいだ零下20度で冷凍保存していたコケから取り出されました。2014年5月に解凍して水をあたえると、動きだし、産卵をしたクマムシがいたのです。

冷凍保存から30年半の時をこえてよみがえったのは、生存記録としては世界最長です。

クマムシのなかまは、ふつう数十日間程度の寿命で、メスだけで繁殖します。
クマムシのなかまは、まわりが乾燥すると、体の水分を減らして、乾眠状態になります。体の水分が抜けてカラカラになった、いわば仮死状態です。この乾眠状態で、ほかの生物だったら、たえられないような過酷な環境にも、たえることができるといわれています。そして、ふたたび水分をあたえると、ふつうのすがたにもどり、活動をはじめることができると考えられています。

どんな環境でもたえられるなんて、クマムシって本当にタフですね!

乾眠状態のクマムシのなかま