400歳のサメ見つかる!
2016.09.07
ニシオンデンザメは、おもに冷たい海域の深海でくらしています。おとなになると体長5~6メートルにもなりますが、泳ぐスピードは時速1キロメートル(赤ちゃんのハイハイていど)です。
また、体は大きくても成長は1年で約1センチとおそいため、とても長生きであると考えられています。
しかし、軟骨しかもたないサメは、骨から年齢や寿命を測定することができず、今まではっきりとわかっていませんでした。
結果、調べたうちの、大きかった4.9メートルのものは335歳、5メートルのものは392歳と推定されました。さらに、成体になるまでに150年ほどかかり、平均寿命は最低でも272年ということがわかりました。
これまでに、脊椎動物でもっとも寿命が長いとされたのは、ホッキョククジラの211歳ですが、ニシオンデンザメの寿命はそれよりも長いことになります。
※脊椎動物…脳と脊髄(せきずい)をもった、魚類、鳥類、両生類、爬虫類、哺乳類の5類からなるグループ
これまで見つかっていた最大のニシオンデンザメは6m以上になるものもいたので、もしかしたらもっと長く生きていたのかもしれません。