1月16日 「火星からの贈りもの」は怪獣ナメゴン ウルトラQ

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月16日(1966年)

テレビマガジン編集部

金色の玉からナメゴンが孵化する!

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温泉が沸き立つ洞窟で、ふたりのギャングはお金の分配をしていたが、そこで玉を落としてしまい、その熱で玉が膨張。巨大な金色の卵となり、そこからナメゴンが孵化した。ギャングは持っていた拳銃を発砲するがナメゴンには通用せず、ナメゴンはふたりのギャングに目から放つ光線を浴びせるのだった。

翌日、毎日新報に怪物が出たという情報が入り、由利子、万城目、一平は大蔵島に向かった。その際、一平は星川航空の事務所で見つけた綺麗な玉をネックレスにして由利子にプレゼントする。大蔵島に到着した万城目たちは洞窟に侵入。すると、万城目を襲ったギャングたちが固まって死んでいた。

そこにナメゴンが出現。万城目は、ギャングが持っていた拳銃で攻撃するが、やはり効果はない。ナメゴンは洞窟を破壊し地上に出現。人間を襲おうとする。万城目はナメゴンを引きつけ、崖から海へ転落させるとナメゴンは海水に溶け、死んでしまった。

調査を終え、一の谷博士のもとで今回の事件の話をしていた万城目たち。一の谷博士は、火星人がナメゴンの卵を入れたロケットを送り込んできた理由は、宇宙の人びとが「地球人の打ち上げるロケットに迷惑しているから」であると考えた。そして、宇宙には地球よりも遥かに進歩した文明をもつ星が無数にあり、それらの間で「大宇宙のルール」が既に確立されているのではないかと推測する。

すると、アルコールランプの炎に近づいた由利子のネックレスが突如膨張する。それは、もうひとつのナメゴンの卵だったのだ。一の谷博士は塩水を用意するよう指示を出すのであった。

火星怪獣 ナメゴン

卵から孵化したナメゴン。目から、恐ろしい光線を放つ
©円谷プロ
【ウルトラ怪獣事典】
火星怪獣 ナメゴン
身長/30メートル
体重/1万トン

何者かによって地球に送り返された火星探査ロケットのカプセルに仕込まれていた、金色の卵が孵化して生まれた怪獣。2体出現した。目から、人間が硬直して死亡してしまう光線を放つ。

塩水に弱く、最初に登場した個体は崖から海に落ち、溶けてしまった。由利子のネックレスになっていた卵から孵化した2体目は、倒される場面が直接は描かれていない。だが、こちらも塩水で溶かされたと思われる。

登場エピソード:『ウルトラQ』第3話「宇宙からの贈りもの」(1966年1月16日放送)
脚本:金城哲夫/監督:円谷  一/特技監督:川上景司

今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
TSUBURAYA IMAGINATION

1月16日は卵から2体のナメゴンが出現した日

1月16日は、火星から戻されたロケットに仕込まれていた卵が孵化し、ナメゴンが出現したエピソードの日。一の谷博士は「ナメゴンは火星人からの挑戦か威嚇」と考えていました。もし地球人以外に知的生命体が存在したら、我々は彼らと仲良くすることができるでしょうか。

怖すぎるナメゴンは贈らないでほしいですが、人類の都合で加熱する宇宙開発競争に警鐘をならす物語です。

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©円谷プロ
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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga