あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月16日」(1966年)。
送信機の故障により失敗に終わった火星探査のロケットのカプセルが、何者かによって送り返されてきた。その中には金色の玉がふたつ入っていたが、その玉がギャングによって盗み出されてしまう。
火星から送り返されてきたロケット
万城目たち三人は、一の谷研究所を訪れた。博士は、ロケットは軌道に乗って確実に火星に到達しているため、何者かが意図的にカプセルを地球に送り返したのだろうと推測する。万城目たちは、それが火星人の仕業だと考えるのだった。
回収されたカプセルの中には、ふたつの金色の玉が入っていた。宇宙開発局は卵を厳重な金庫に保管したが、そこにギャングが侵入。卵を金塊と勘違いし、現金とともに盗み出してしまう。
ギャングは万城目が働く星川航空に乗り込み、万城目を脅して飛行機で大蔵島まで行こうとする。銃で脅された万城目は抵抗し、ふたりはもみ合いになるが、その際に玉をひとつ落としてしまう。
結果的に万城目はギャングの言うことを聞かざるをえなくなり、ギャングの仲間がいる大蔵島に向かった。