1月16日 「火星からの贈りもの」は怪獣ナメゴン ウルトラQ

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月16日(1966年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月16日」(1966年)。
洞窟から出現したナメゴン
©円谷プロ
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『ウルトラQ』は、ウルトラマンシリーズ第1作目となる全28話のテレビシリーズ。巨大ヒーローが登場せず、毎日新報カメラマンの江戸川由利子、星川航空パイロットの万城目 淳、淳の助手の戸川一平たちが怪奇な事件に遭遇する模様を描く。本作に登場した怪獣たちは以降の作品にも登場をはたし、過去にウルトラマンからウルトラマン80が地球に来ていたという設定の『ウルトラマンメビウス』(2006年~2007年放送)でも、本作の内容が反映されている。

送信機の故障により失敗に終わった火星探査のロケットのカプセルが、何者かによって送り返されてきた。その中には金色の玉がふたつ入っていたが、その玉がギャングによって盗み出されてしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

火星から送り返されてきたロケット

1966年1月16日は『ウルトラQ』第3話「宇宙からの贈りもの」が放送された日。由利子と万城目は、空から海へ落下していくカプセルを発見する。それは、以前送信機の故障により失敗に終わった火星探査のロケットのカプセルだった。

万城目たち三人は、一の谷研究所を訪れた。博士は、ロケットは軌道に乗って確実に火星に到達しているため、何者かが意図的にカプセルを地球に送り返したのだろうと推測する。万城目たちは、それが火星人の仕業だと考えるのだった。

回収されたカプセルの中には、ふたつの金色の玉が入っていた。宇宙開発局は卵を厳重な金庫に保管したが、そこにギャングが侵入。卵を金塊と勘違いし、現金とともに盗み出してしまう。

ギャングは万城目が働く星川航空に乗り込み、万城目を脅して飛行機で大蔵島まで行こうとする。銃で脅された万城目は抵抗し、ふたりはもみ合いになるが、その際に玉をひとつ落としてしまう。

結果的に万城目はギャングの言うことを聞かざるをえなくなり、ギャングの仲間がいる大蔵島に向かった。
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