サバイバル達人・あばれる君が教えるアウトドアテクニック[竹飯ごう編]

親子で一緒に楽しむ! 竹飯ごうでご飯を炊こう! ミニ実践動画付き

テレビマガジン編集部

竹飯ごうに米と水を入れる

今回は、米を研ぐための時間と水を節約するため、無洗米をチョイス。

2合の米を炊くことにしました。
まずは、米を適量竹飯ごうに入れる  写真/『あばれる君のすぐに使えるサバイバル大全』より
あばれる君ほどの達人になれば、竹の状態を見て米と水のバランスを調整できますが、私たちがチャレンジする際には、以下の目安を参考にしてください。基本となる比率は、米と水が1:1.2が目安。無洗米や柔らかめのご飯が好きな場合には1:1.3くらいがおすすめです。
あばれる君からは、「もちろん、サバイバルでは計量カップなどありませんから、指を使って水の量を調節します。人差し指の第一関節まで、もしくは手のひらの厚さ分まで米の上に水を入れれば、だいたいOKですよ」とのこと。
米の量に合わせて、指を使って入れる水の量を調節するあばれる君  写真/『あばれる君のすぐに使えるサバイバル大全』より
おいしくご飯を炊くなら、竹飯ごうを火にかける前に、夏なら30分、寒い時期は1時間ほど、米が水を吸うための給水タイムをとりたいですね。
たき火の用意としては、この給水タイム中に火おこしをして、火がちょうど、おき火になるくらいに調整できればベストです。
あばれる君からのアドバイスとしては「キャンプ場では炭をおこして炊飯したほうが、火力が安定するから失敗が少なくなります」ということでした。

竹飯ごうを火にかけて炊飯開始!

米の給水を終えたら、たき火の熱がむらなくまわるように火力を調整しつつ、竹が転がらないようにまきや石を動かして、たき火にセットしましょう。
竹飯ごうに、無洗米と水を入れたものをたき火にかけるあばれる君  写真/『あばれる君のすぐに使えるサバイバル大全』より
「キャンプ場で、炭火を利用しての炊飯の場合には、炭で竹飯ごうのまわりを囲むようにするといいですよ」と、あばれる君からのアドバイスがありました。
火にかけた竹飯ごうの様子  写真/『あばれる君のすぐに使えるサバイバル大全』より
あとは、強火のままで大丈夫なので、竹飯ごうの中身が沸騰するまで待つだけです。
青竹が肉厚なこともあって、中の米と水が沸騰するまでに少し時間がかかるので、今回のロケ中には、この時間を利用して、あばれる君が残った竹を使って、竹皿や竹の箸などをパパッと作ってくれました。
竹のひしゃくに、竹のお皿、竹の箸……と、完成した竹の食器  写真/『あばれる君のすぐに使えるサバイバル大全』より
これぞ、竹飯ごうで炊いたご飯を竹の器で食べるという、あばれる君流の素敵な演出! そして、竹のフチやフタの間から湯気が出始めたら、竹飯ごうのまわりの炭を動かして弱火にします。
沸騰してから15分を目安に、やけどに注意しながら一度フタを開け、炊き上がっているかをチェックします。この段階でドバッと湯気が出るようだと、火力が強すぎるので火力の調整を! ご飯がイイ感じに炊けているようであればすぐにフタをし、竹飯ごうを火からはずして10分ほど蒸らします。
次のページへ ついに、竹飯ごうで炊いたご飯の完成!
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