プラレールはどうやって動いているの? 大人気おもちゃの意外と知られていない3つの動力革命とは
TELEMAGA.netが独自につかんだ「プラレール」の秘密【その3】を紹介!
2024.12.30
1964年の東海道新幹線の東京=大阪間の開通にあわせて、新幹線車両が発売。
そして、1972年には、空港開港記念のセットや、「おうふくプラレール立体つみおろしセット」が発売。
さらに技術が加わり、初のスピード切り替え機能の備わった急行列車が誕生した。
この機能によって、ゆっくり走らせたり、はやく走らせたりと、走行する姿の違いを楽しむことができるようになった。
そして、国鉄車両だけでなく、私鉄車両や、人気キャラクターをモチーフにしたものなど、さまざまな車両が発売になり、人気もさらに加速していき、第一期黄金時代を迎えた。
1992年の第二期黄金時代~動力伝達機構をゴムからギアに変更~
摩擦係数を高めたゴムによって、無駄なくモーターの動力を伝えていた。
でも、このゴムには短所もあった。
それは、経年劣化に弱いということ。
長く遊んでいると、ゴムが伸びてしまったり、切れてしまうこともあったのだ。
そこで、新しく開発されたのが、ギア伝達機構。
この機構によって、さらにスムーズに車両を動かすことができるようになった。
さらに、スイッチをオフにして手ころがしで動かせば、好きな速さで電車を走らせることができ、自分だけのストーリーを思い浮かべて遊べるのだ。
モーターとギアは直結していて、そのままだと車輪が重くて動かない。
スイッチを切ると、モーターからの伝達ギアを外して、スムーズに動く機構が加わったのだ。
また、スイッチの位置も、それまでは車両の下にあったものを屋根上に移動し、子どもたちが簡単に操作しやすいような改良も加わった。
プラレールの人気も、ふたたび加速していったのだ!
こうして、現在まで、プラレールは、基本パッケージを変えることなく、遊びやすさを徹底的に追求した革命をくりかえし、いまや、プラレールを知らない日本人はいないというほどの国民的玩具になった。
2024年現在、発売中の78種を一挙に紹介!!
テレビマガジン編集部
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga