
秋谷郁甫さんに聞いた! 右手だけじゃない! 仮面ライダーマイスの変身ポーズは「◯◯」にも注目!
『仮面ライダーマイス』 主演・音澄宙(おとすみそら)/仮面ライダーマイス役を務める秋谷郁甫さん 特別インタビュー
2026.09.05
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「マイスになる」まで
秋谷郁甫(以下秋谷) マネージャーさんから結果を聞いたときは……とにかく、ほっとしたのを覚えています。最終オーディションから結果の通知まで2週間くらい空いていたので、「いつ結果が来るんだろう、まだかな、どうだったんだろう……」と、ずっとふわふわした気持ちで過ごしていたんです。
だから、いざ「決まりました」と聞いたときは、びっくりというよりも「あ~~~、よかった~~~~!」という気持ちでしたね。不安が一気にほどけて、とにかく安堵した、というのがいちばん大きかったです。
──初めての「変身!」その瞬間は?
秋谷 初めての変身シーンは、今でも強烈に覚えています。第1話の撮影が僕にとって初めての変身シーンだったんですが、前日の夜から「俺、明日、変身!って言うんだ……」って、ちょっとふわふわ夢見心地で。
マイスの変身ポーズは、中澤祥次郎監督、藤田慧アクション監督、スーツアクターの中田裕士さん、東映の湊陽祐プロデューサーと話し合いながら作り上げました。みんなの意見やアイデアを一つに濃縮して完成したポーズなので、「これなら、見てくれる皆さんに胸を張って『格好いい!』と思ってもらえる変身を届けられる」と確信していました。
撮影当日は、夢のような気持ちと緊張が入り混じっていたんです。そんななかで、みんなで作り上げた変身ポーズがあったことが安心感につながって、かなり救われましたね。
みんなで生み出した「変身!」
秋谷 もう、本当にみんなの合作なんです!
例えば、ライドエグズをセットして、しゃがみながら右手を広げるところは藤田アクション監督。その右手を胸の前に持ってきて、たまごを包むように左手の拳を包むところは僕の案です。
さらに手をくるっと返して、「たまごが割れて、ねずみが出てくる」という動きを表したポーズも僕が考えました。そして、この左手の指2本を曲げて「ねずみ」を表すアイデアを出してくださったのが、湊プロデューサーです。
──変身ポーズの「ここを見て!」というポイントは?
秋谷 少し右手が忙しいんです。ライドエグズをコンコンとして、ベルトにガチャンとセット。そのあと、右手でベルトの下を撫でるように外へ開いていくんですが……実は、そこでの左手の「脱力感」!
宙が不可思議と戦うときは、肩に力を入れて気合を入れて向かうというより、一度深呼吸してリラックスして、「よし、やるか……」くらいのテンションなんです。そのクールな格好よさを、変身ポーズでも表現したいと思っていました。
戦う前の大事な演出なので、変身ポーズを考えるときに「左手をどうしよう?」という話し合いもありました。でも、そこであえて何もしないことで、逆に宙らしい脱力感を表現できるんじゃないか、と。
左手が手持ち無沙汰のように見えるかもしれませんが、実はそこにもこだわりがあるので、変身ポーズを真似するときには、アイコニックな右手の動きだけでなく、左手の脱力感にもぜひご注目ください。
宙という男
秋谷 中澤監督とお話しした宙の魅力は、やっぱり「二面性」ですね。執事としてのスマートで凛とした佇まいがありつつ、ヒロインの優菜(演:堀川梨心さん)と関わるときには、お兄ちゃんのような一面も見せる。そして、不可思議と対峙するときには、ワイルドな格好よさもある。
そんな宙を演じるうえで、中澤監督とは「軽やかでいたいよね」ということをずっとお話ししています。宙は、いい意味で何事に対しても楽観的に捉えているんです。「俺がいたらなんとかなる」と優菜に対して本気で言えるような性格なので、そういう軽やかさが、宙の圧倒的な安心感や「頼れるお兄ちゃん感」につながっていったらいいなと。そして、それが宙のかわいらしさでもあるよね、と監督とは話しています。
この先の物語では、窮地に立たされたり、余裕がなくなったりする宙も、きっとたくさん出てくると思います。でも、どんな状況になっても、最終的にはこの「軽やかさ」を忘れずにいたい。そこをマイスのぶれない格好よさとして、1年間を通して表現できたらいいなと思っています。
──宙の生き方や考え方のなかで、「これは自分にも似ている」と感じるところはありますか?
秋谷 楽観的なところは同じかも! 僕もいろいろと悩んでも、最終的には「大丈夫かな」と肩の力を抜いて、「明日もがんばろう」というふうに過ごしているので、そこは似ていますね。
あと、執事として働く宙には日々のルーティーンがあるんですが、そこも自分と共通しています。僕は自分の部屋のものの位置がしっかり決まっていて、「これはここ、あれはここ」というふうに、ポジションを同じにしておきたいところがあるんです。
もう一つ、どんなに疲れていても、休みの日は午前中にジムに行くこと。マイスの撮影が始まってからも、そこはマストで続けています。自分の体にムチを入れて(笑)。体を動かしているほうが、日々の撮影でも疲れにくいと思うんですよ。体力作りにもなるので、この1年間は必ず続けていきたいルーティーンです。
宙の強さをつくるもの
秋谷 十何年間、沖縄空手をやっていたんです。初めてアクション練習をしたとき、藤田アクション監督とスーツアクターの中田さんに「あ、空手やってた?」って、すぐに見抜かれました。
プロの方が見ると、その人がやってきた格闘技によって、構え方や拳の握り方ひとつにもクセが出るみたいで。最初に「それを活かそう!」と言ってくださったんです。自分では気づけないような細かいところまで、沖縄空手をやってきたからこその動きを活かした殺陣をつけてくださっているんだろうなと思います。
自分の経験を宙のアクションに落とし込んでもらえていることには、本当に藤田アクション監督に感謝しかないです。宙としてのアクションも頑張っているので、ぜひ注目していただけたら嬉しいです。
──宙とマイス。同じキャラクターを演じる秋谷さんと中田さんだからこそ、生まれた瞬間はありますか?
秋谷 スーツアクターの中田さんには、僕の仕草をかなり“盗んで”いただいているんです。動き方だったり、立ち方、手の雰囲気、首を傾げる角度だったり、本当に細かいところまで僕の動きを取り入れてくださっていて。マイスのアクションシーンを見ていると、「自分が入って演じているんじゃないか?」と思えるくらいなんです。
最近、本当に中田さんと一緒に「宙=マイス」を作り上げているんだなと実感した出来事がありました。宙のシーンで、少し危険を伴うアクションの撮影があったときのことです。そのときは中田さんも宙の衣装を着て一緒にアクションシーンを撮っていました。
すると、たまにスタッフさんが中田さんに向かって「秋谷くん!」って声をかけることがあって(笑)。逆に、藤田アクション監督が僕に「中田~」って話しかけてきたこともあって、振り返ったら「秋谷くんか、ごめん!」って(笑)。
中田さんが、僕と同じくらいの髪の長さをキープしてくださっているのもあるんですが、後ろ姿や立ち振る舞いが似て見えるのは、お互いに同じ「宙」を目指して作っているからこそなんじゃないかなと思ったんです。それに気づいたときは、本当に嬉しかったですね。
これから1年間、中田さんと二人三脚で「宙=マイス」を作り上げていきたいと思っています。
ちょっと気になる裏話
秋谷 実は、今日着ている黄色いものだけではなく、この先も、いろいろなデザインの“チーズシャツ”が続々と登場するんです。ぜひ、宙がどんなチーズシャツを着ているか、ファッションにも注目して楽しんでください!
──インタビューの合間には、流暢な英語での掛け合いも披露してくれました。
秋谷 実は、英語教育に力を入れている高校に通っていたんです。執事の宙が英語を話す、そんな設定も今後盛り込んでいけたらいいですよね。
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テレビマガジン編集部
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga