バクアゲるぜ! 『ブンブンジャー』 ハシリヤン新幹部ディスレースはゲンバの仇! そしてゲンバの正体とは?
スキマ時間で読む! 『爆上戦隊ブンブンジャー』ストーリーと見どころポイント【第27話】
2024.09.01
ゲンバの正体とその過去が明かされる!
無事担当者に小箱を手渡して任務完了と思いきや、その小箱を手にしたハシリヤンの新幹部・ディスレースが研究所から出てきたのだ。
さらにディスレースを目にした振騎玄蕃(ブレキゲンバ)の表情が変わり、怒りにまかせてディスレースに斬りかかっていった。
だが、ディスレースは手から念動波を発動し、ゲンバを弾き返してしまう。
ディスレースはハシリヤンの再建隊長として地球に着任したのだと豪語、すると怒るゲンバの全身から異様なオーラが噴き上がり、ゲンバの姿が異形へと変化していったのだ。
異形のゲンバはブンオレンジにチェンジし、ディスレースに立ち向かっていくが、強力な念動波でブロックされ、さらにディスレースの衝撃波でタイヤたちも吹き飛ばされてしまう。
そうしてディスレースは持っていた小箱の中に入っていた金属片を手にして、姿を消していったのだ。
届け屋本部に帰還したタイヤたちはゲンバに事のあらましを聞く。
焔 先斗(ホムラサキト)はゲンバの異形の姿から、惑星ブレキの出身と言い当てた。
ゲンバの本名はゲンバード・デ・リバリー二世。惑星ブレキは銀河全域に通販ネットワークを展開する銀河通販王デ・リバリーの星だったという。ゲンバはリバリーの2代目、若旦那と呼ばれていたのだ。
惑星ブレキはハシリヤンに乗っ取られてしまい、その指揮をとっていたのがディスレースだったのである。
ゲンバの父は無実の罪で宇宙刑務所に投獄され、惑星ブレキはハシリヤン通販に作り変えられ、一人生き残ったゲンバは地球にたどり着いてタイヤと出会ったのだった。
絶望していたゲンバだったが、ブンブンジャーの一員となったときから惑星ブレキ奪還の可能性を見出していたというのだが……。
苦魔獣カーペットグルマーが漫画家を襲う!
常槍本部長の部屋を訪れた内藤は「あれをハシリヤンに渡すとは」と、その真意を尋ねていた。
常槍本部長はキャノンボーグよりディスレースのほうが使えそうだからだとその理由を話していたが、いずれにせよハシリヤンの行動を阻止するための計画であるらしい。
一方で内藤もまた対ハシリヤン用のキラーロボを量産化しているようなのだが……。
そのころ、ハシリヤン通販からディスレース宛てに送られた絨毯から苦魔獣カーペットグルマーを作り出したサンシーターたちは、とある漫画家のサイン会会場を襲撃する。
カーペットグルマーが飛ばす魔法の絨毯で集まった人々を簀巻きにし、簀巻きにされた人は悲鳴をあげる。そして悲鳴はギャーソリンとなっていくのだ。
届け屋本部では、ゲンバがISAの特別監視対象に認定されたと細武 調(サイブシラベ)から報告を受けていた。
するとアラートが鳴り響き、苦魔獣出現の知らせが入る。真っ先にタイヤが飛び出し、続いてゲンバが出口に向かうとブンドリオ=ブンブンがゲンバを呼び止めた。
ブンブンはゲンバに何か伝えたそうであったが、その様子を見たゲンバは、ブンブンと自分の境遇は似ているようで違う、お前はいい奴だと言葉を投げかけ、これを見ていたブンブンサファリもゲンバに何か語りかけるように光り、ゲンバはその意図を汲んだように微笑みかけて部屋から出ていった。
サイン会会場に駆けつけたタイヤたちは人々を避難させてブンブンジャーにチェンジ、サンシーターたちはカーペットグルマーにその場を任せて退散した。
ブンオレンジはディスレースを探すのだが、いち早く確認していたブンブルー=鳴田射士郎(メイタイシロウ)から、この場にはいないことを知らされブンオレンジは目の前の敵に立ち向かっていった──。