最新科学の粋を集めた街、古き良き面影を残す街、美しい景色が望める街など、多種多様な性格を有するそれぞれの街には、他の街とは異なる魅力があるが、素晴らしいものだからといって誰かが独占していいものではない。
だが、ウルトラマンダイナが戦った宇宙人には、美しいからといって街ごと盗む“怪盗”宇宙人がいた。あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月22日」(1997年)。
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怪盗の宇宙人・ヒマラが出現。ヒマラは特捜チーム・スーパーGUTSに予告状を送りつけ、美しい夕焼けの街を盗み出す。さらにアスカがダイナであることも見破るなど、脅威の大怪盗……。
かと思いきや、ヒマラはとてつもなく弱かった!? 『ウルトラマンダイナ』で度々見られるコメディタッチのエピソードが繰り広げられます。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?
街が次々と盗まれて消失!
アスカとキリヤはパトロールを行うが、そこにヒマラが姿を現す。ヒマラはアスカがウルトラマンダイナであることを見破り、美しい夕焼けの街が気に入り盗み出したことを告げた。さらに、そこに住んでいた人間たちは不要なため、いずれ宇宙に捨てるつもりだと言う。
ヒマラは小箱に街をジオラマにして閉じ込めており、アスカもその中に封じられてしまう。
ヒマラワールドでヒマラと対決!
そこに、ゼレットのビームを検知したスーパーGUTSがアスカたちを救出に来た。ヒマラは、巨大な幻影となって隊員たちを脅すが、小箱の隙間からダイナが脱出。幻影の中のヒマラワールドに突入し、ヒマラと対峙する。
ヒマラワールドには、ヒマラがこれまでに盗んできたお宝が貯蔵されていた。当初はテレポート能力で優位に立つヒマラであったが、発射した光線をダイナが避けたことでお宝のモアイ像に当たり消滅。続いて繰り出したパンチもダイナがたぬきの置物で防御したことで怒り、調子が狂ってしまう。
さらに、必要なのか格好をつけているだけなのか、攻撃の予備動作が長すぎるためその隙に反撃され攻撃が繰り出せない。最後はダイナのアッパーでヒマラワールドから吹っ飛ばされた。小箱の中の街は元に戻り、ヒマラは宇宙船で逃げ去った。
怪宇宙人ヒマラ
【ウルトラ怪獣事典】
怪宇宙人ヒマラ
身長/2~57メートル
体重/100キロ~4万3000トン
自身が「美しい」と感じた宇宙の様々な物を盗んでいる怪盗。夕焼けの街を気に入り、赤いシート(どう見ても暗記の勉強のときに使うアレみたいだが!?)で街を人間ごと盗み出していた。ダイナに敗北したが撃破はされず、宇宙に追い出されただけで健在なようだ。
登場エピソード:『ウルトラマンダイナ』第12話「怪盗ヒマラ」(1997年11月22日放送)
脚本:太田 愛/監督・特技監督:原田昌樹
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11月22日はヒマラに夕焼けの街が盗まれた日
ダイナありがとう!
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テレビマガジン編集部
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga
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