11月8日 ウルトラマンダイナ 禁断の地上絵が高速怪獣に実体化!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 11月8日(1997年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月8日」(1997年)。
デキサドルと戦うウルトラマンダイナ ミラクルタイプ  ©️円谷プロ PHOTO/講談社
“平成ウルトラマンシリーズ”第2作の『ウルトラマンダイナ』は、宇宙の「光」と出会ったアスカ・シンの物語。フラッシュタイプ、ミラクルタイプ、ストロングタイプの3形態を駆使して謎の宇宙球体スフィアの脅威から地球を守る。

地球平和連合TPCの戦闘機であるパッションレッドが謎の怪獣に撃墜された。怪獣の姿がアンデスの地上絵にそっくりであることに気づいたカリヤ隊員は、恩師であり地上絵の研究をしていたアキヅキ博士のもとにむかう。
ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

恩師と再会するカリヤ隊員。しかし…

1997年11月8日。この日に放送された『ウルトラマンダイナ』第10話「禁断の地上絵」は、スーパーGUTSのメンバーの一人で射撃の名手でもあるカリヤ・コウヘイ隊員が活躍するエピソードだ。

パッションレッド撃墜の報告を受けたスーパーGUTS。パッションレッドが残した映像を見たカリヤは、敵の姿がアンデスの地上絵に描かれている怪獣の1体とそっくりであることに気づき、アキヅキ博士の家を尋ねた。

カリヤは久しぶりに恩師のアキヅキ博士やその家族と対面したが、何か様子がおかしい。家を出た後こっそり戻ると、なんと博士たちが監禁されていた。アキヅキ邸は、博士たちになりすました念力種族ゼネキンダール人によって占領されていたのだ。カリヤはゼネキンダール人にみつかり、特殊な鍵がついた部屋に閉じ込められてしまった。

地上絵は怪獣だった!?

アキヅキ博士によると、ゼネキンダール人は古代アンデス文明で繁栄した種族で、3体の怪獣を操り地球を征服したという。そして現代に蘇り、地上絵から再び怪獣を復活させようというのだ。

カリヤは、廊下に放置された通信機をアクセサリーで手繰り寄せたことで基地への連絡に成功。スーパーGUTSが出動し、地上絵の状態から実体化寸前の怪獣を撃破するが、デキサドルは復活してしまう。

アスカはウルトラマンダイナに変身し、戦闘を開始。ミラクルタイプで戦闘力を奪い、フラッシュタイプのソルジェント光線で撃破した。

高速怪獣 デキサドル

デキサドルは高速で飛行し、TPCのパッションレッドを撃墜  ©️円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
高速怪獣デキサドル

身長/62メートル
体重/4万9000トン

アンデスの地上絵に描かれた3体の怪獣の絵のうちの1体が実体化したもので、地上絵に戻ることも可能。他の2体よりも先に出現していた。マッハ7.5で飛行するスーパーGUTSのα号でも追いつけないほどの機動力をもつ。

一度はウルトラマンダイナを苦戦させるが、ダイナがミラクルタイプにチェンジしたことで形成を逆転された。
この戦いでは、機動力や超能力を得意とするミラクルタイプが、珍しく肉弾戦を行っている。

登場エピソード:『ウルトラマンダイナ』第10話「禁断の地上絵」(1997年11月8日放送)
脚本:右田昌万/監督:石井てるよし/特技監督:佐川和夫

今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
TSUBURAYA IMAGINATION
『ウルトラマンネクサス』2023年10月2日(月)より配信開始!
https://m-78.jp/news/post-6867

11月8日はデキサドルが出現した日

11月8日はTPCのメカ・パッションレッドがアンデスの地上絵に似た怪獣デキサドルに撃墜された日。地上絵の怪獣を実体化させようとするゼネキンダール人でしたが、その計画はダイナやスーパーGUTSの活躍により阻止されました。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

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