あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月12日」(1997年)。
日本の1/10を消失させるほどの起爆性をもつゼルダガスの保管場所に、怪鳥 シーラ(シーラキート)が現れる。GUTSはシーラに攻撃を仕掛けるが、敵はまったく怯まない。シーラには、ある目的があったのだ。
ゼルダポイントに怪獣が現れる
ダイゴとムナカタは重傷を負う。普段は温厚なサワイ総監がなぜこんな無茶な命令をしたのかと、問い詰めるイルマ隊長。すると、サワイ総監は事情を語り始めた。20年前、根津という科学者が開発したゼルダガス。それは、凄まじい爆発性のある物質で根津は次世代のエネルギーになると考えていたが、根津が北海道にある自宅に持ち出したものが爆発。たった目薬1滴ほどの量で、自宅と周囲の原生林が消滅してしまった。当時の防衛軍はゼルダガスを押収し、ガスを「ゼルダポイント」に封印。先ほどの怪獣は、このゼルダポイントを目指して飛行していたのだ。仮にゼルダポイントが攻撃を受ければ、その被害は日本の国土の1/10に及ぶという。
一方、根津は20年前の事故で娘と飼っていたオカメインコのシーラを亡くしていた。ニュースで怪獣出現を知った根津は、その怪獣がゼルダガスを憎むシーラであると考える。そして、GUTS基地・ダイブハンガーを訪れダイゴたちと対面。ダイゴたちは、根津が事件以降ゼルダガスを消滅させるための研究を行っていることを知る。