10月1日 ウルトラマンマックス ゼットン星人を倒せ! キングジョー襲来!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」10月1日(2005年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月1日」(2005年)。
ウルトラマンシリーズきっての強敵、キングジョーと戦うウルトラマンマックス  ©円谷プロ PHOTO/講談社
2005年7月2日より放送が開始された『ウルトラマンマックス』は、M78星雲からやってきたウルトラマンマックスが対怪獣防衛チームDASHの隊員トウマ・カイトと一体化。平成になってからのTVシリーズではほとんど見られなかった、過去の人気怪獣の再登場が積極的に試みられた作品です。

「ゼットンの娘」を自称する女性・夏美は、先祖がゼットン星人に植え付けられた「ゼットン・ナノ遺伝子」のためにゼットン星人に操られてしまう。ある夜、青い発光体となって怪獣・ゼットンが飛来する。マックスはウルトラマンゼノンの助けを得てゼットンを倒すが、ゼノンは新たに正体不明の宇宙戦闘機が4機、地球に接近していることを告げる。それは、ゼットン星人が夏美を使い、再び行動を開始したことを示していた。
▼「ゼットンの娘」が登場した『ウルトラマンマックス』第13話はこちら!
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

トウマ・カイトが「ゼットンの娘」とデート!?

2005年10月1日は『ウルトラマンマックス』第14話「恋するキングジョー」が放送された日です。地球防衛連合UDFの監視衛星を破壊し、4機の宇宙戦闘機が地球に潜入。姿を隠した敵の捜索をしていたDASHは、空中でそのうちの1機を発見する。しかし、敵機は発煙弾で「キングジョー」という文字を描いて逃走し、UDFの監視能力を駆使してもその姿はもう発見できなかった。そんな騒動のなか、カイトは休暇を取得していた。前回、ゼットンを出現させ事件をおこしたゼットン星人が再び夏美と接触すると考え、彼女についていたのだ。

夏美は自身が働く幼稚園の子どもたちと、近くの町工場に来ていた。彼女の知り合いの青年が作ったロボットを見て子どもたちが喜んでいる。しかし、そのロボットの名前は「キングジョー」だった。このキングジョーは設計がうまく進まなかったにもかかわらず、ある日青年がうとうとしながら作業をしていると、目が覚めたときには完成していたという。そして、キングジョーは宇宙戦闘機の数と同じ、4つのパーツに分かれることができた。
町工場で作られたというロボットのキングジョーだが……  ©円谷プロ PHOTO/講談社
夏美は自分がカイトに監視されているのだと思っていたが、カイトは夏美を守ることがDASH、そして自分の目的だと話す。幼いころから不運に見舞われ続けてきた夏美は、その言葉を聞いて嬉しそうな表情を浮かべたのだった。それを機に急接近し、まるでデートをするように時間を過ごすカイトと夏美。ゼットン星人を待ち受けるため、遠くからその様子を観察していたコイシカワ・ミズキ隊員は複雑な気分を抱くのだった。
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