声優高橋李依・堀江由衣・早見沙織が「口に出していたからこそ、奇跡の魔法が叶った!」と語る、『魔法つかいプリキュア!』の続編がついにスタート! 

『魔法つかいプリキュア!!〜MIRAI DAYS〜』放送開始記念! 豪華声優陣へのスペシャルインタビューVol.1

ライター:小川 聖子

前作をしっかり踏まえた設定は関わる人たちの愛情の証!

堀江由衣さん
写真/大坪尚人(講談社写真映像部)
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──いよいよ1月11日に放送がスタートします。台本を読まれた印象はいかがでしたか。みなさんがお話ししていたようなアイディアが生かされているところもあったのでしょうか。

早見 続編をやると決まってから、みんなでアイディアを出し合う会みたいなのがあったんですよね。

高橋 そうそう。みらいが中学3年生になるタイミングで、みんなと離れ離れになるじゃないですか。その後の日々では、きっとみらいは月を見るたびにリコを思い出すんだろうなと思ったんです。

特に十六夜の夜は特別で、「もしかしたら」と思うと、みらいはカーテンを閉められないんじゃないか、と想像していて。そんなことをお話ししたら、活かしてもらったシーンがあって。嬉しかったです。

早見 いいシーンですよね。

──皆さんが演じたキャラクターも、それぞれが成長していますよね。

高橋 そう! みらいは大学生になって、もちろん学業も頑張っているのですが、「魔法ガール」という活動をしているというところがもう、「みらいだなー!!」って(笑)。

それに、その魔法ガールの活動をするときは、律儀に魔法学校の制服を着るのですが、その衣装もかわいいし、変身したときのコスチュームも(前シーズンから)相変わらずかわいいんです。

「かわいいものが好き」「かわいいものはテンションがアガるよね」というみらいらしさが、今作にも表れていていいなと思いました。

モフルンも、引き続き大学に連れて行っているんですよね。それも、「私が一緒にいたいから」という以前と変わらぬ温かさがあって。

みらいの日常の1コマ1コマに、前シーズンからの面影を感じますし、新しく知る情報も、「みらいならそうするよね」ということの答え合わせになっていて、嬉しかったです。関わるスタッフさんの愛情と理解度が深いなと。

堀江 私も久しぶりにリコを演じさせていただいて、いろいろなことを思い出しました。

リコは魔法学校の先生になると言っていたけれど、その後どうしただろうと思っていたのですが、未来のリコを演じてみて、リコは真面目な子だし、最初はきっと肩肘はってきたんだろうな、なんてこともうかがえてじんとしました。

今は、ピリピリしてやってきた毎日にもようやく慣れて、余裕が出てきた……くらいの時期なのかな。リコとみらいはお互いに忙しかったので、私が思っていたより会えていなかったみたいで。

久々にプリキュアに変身したときの立ち位置が逆になってしまう、みたいなところでそのことが表されていたのですが、実際、私たちのアフレコも久しぶりすぎて……(笑)。

高橋 そうそう、「あれ? どこのタイミングだっけ」みたいな感じ、私たちにもありましたよね。

堀江 「あれ、違う!」みたいな(笑)。

高橋 「まずマイクの並び順どこだっけ?」から始めましたよね(笑)。

堀江 そうそう。でも変身シーンは相変わらず華やかで……。タイミングも含めて、「ああ、こうだった!」というのを思い出していくところまで、自分たちにも重なって面白かったですね。

高橋 そうですね。リコもしっかりした社会人になっていて感慨深いです。

堀江 確かに。「社会人になったら、自分の都合だけでは動けない」というリコの姿勢には、彼女の真面目さが出ていると思いました。

高橋 「そうなるよね」と納得しましたし、みらいもそんなリコに、気軽に「会いにきてよ」なんて言わない子。

応援するためにわがままを言わないところも彼女らしいし、二人とも立派ですよね。
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