脱落から“敗者復活”審査で「選抜生」に『めるぷち』ひより復活劇の裏にあった「努力」と「覚悟」

大人気YouTubeチャンネル『めるぷち』選抜生・ひよりさんスペシャルインタビュー

ライター:小川 聖子

めるぷちメンバー
写真/嶋田礼奈(講談社写真映像部)
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──この1年で大変だったのはどんなことですか。

ひより 昨年の選抜決定戦が一番過酷でした。私は第2ラウンドの合宿審査で脱落してしまったのですが、そのときはもう本当に辛くて……。

少し前のようにネガティブな気持ちが大きくなって、「自分の実力が足りないことは認めたくない」「現実を見たくない」というふうになっちゃったんですね。

それで、脱落後に行われる「ミクチャ審査」という“敗者復活”的な審査も、最初は辞退しようと思っていたんです。

「ミクチャ審査」は、配信中に視聴者の方からポイントを集めて、それが多かった上位5人くらいが再びリーグに戻れる……みたいな仕組みなのですが、脱落者が発表されるのは、審査期間終了日の3日前。

発表の直前には、自分が脱落することはわかっているのにそれは言えないまま出続けないといけない期間があって、それがいちばん辛かった! 

もう辞退する気でいたのですが、ファンの方がとにかく応援してくださるから最終的には「ミクチャ審査」まで頑張ることにしたんです。

それで実際にミクチャ審査が始まったら、姉が1位で私が2位で……。さらに私が1位になる日もあったり、また抜かされる日もあったり、接戦が続いて最後は大号泣でした。

ファンのみなさんのコメントや応援が本当に嬉しくて。DMでも毎日、「絶対1位になろうね!」とか、「お姉ちゃん抜かそう!」とか、「ひよりのためにポイント貯めてるよ」とかって言ってくださって……。

それを見ていたら「もうやるしかない! 絶対に復活して選抜生を勝ち取ってやる!」という気持ちになって、最後まで頑張りました。

──そして最終的に選抜生になったんですね。

ひより はい。無事に勝ち進んで、選抜生になれました。今年の選抜決定戦は私的にはストーリーがありすぎて……ヤバかったですね。本当に大変でした。

──ひよりさんを応援してくれるみなさんは、ひよりさんのどんなところが好きなのだと思いますか。

ひより どうだろう、ファンの方がよく言ってくださるのは、「ひよりはひよりなりの努力の仕方で頑張っているね」ということなんです。

姉のひなたはもう、誰が見てもがむしゃらというか、目に見えてわかる努力をしていると思うのですが、私は本当は努力していても、それをうまく表に出すことができなくて……。

だから少しやり方を変えて上に上がれるよう、自分なりに工夫したりしているのですが、それをファンの方は見ていて分かってくださるんです。それが本当にありがたいですし、そんな方たちを大切にしていきたいです。

これからも「応援したい」と思ってもらえるような、自分でありたい。嫌いな自分になりたくないので、そのための努力をしています。

──そんな決心をされているんですね。気持ちが揺らいでしまうこともありますか。

ひより 全然あります! どうしても落ち込んじゃったり、ストレスが溜まって「もう無理!」ってなってしまうときもあるのですが、そんなときは家族に支えてもらっています。

もともとパパは活動には反対だったのですが今は応援してくれていますし、ママは「ひよりなら大丈夫だよ!」って声をかけてくれて、自分に自信が持てるようにしてくれます。

お兄ちゃんも応援してくれていますし、愛犬も……愛犬には癒やされています(笑)。

あとは今、スマホのロック画面も、自分で決めた「守っていきたい言葉」で作っているんですよ。「愚痴を言わない」とか「喧嘩しない」とか、そういうのにしていて……。

私がなりたい自分って、「まっすぐで、自分らしく頑張って、夢に向かって進んでいる」という自分。だから、そんな自分に近づくために、心がザワザワしたときも、それを見て耐えるようにしています。

キラキラとしたヒロインになるのが夢!

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