脱落から“敗者復活”審査で「選抜生」に『めるぷち』ひより復活劇の裏にあった「努力」と「覚悟」

大人気YouTubeチャンネル『めるぷち』選抜生・ひよりさんスペシャルインタビュー

ライター:小川 聖子

ひよりさん
写真/嶋田礼奈(講談社写真映像部)
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──まずは、『めるぷち』への応募のきっかけから教えてください。

ひより 小学校5年生くらいのときに、出かけた先で急に「(VAZで)活動をしてみたい!」という気持ちが高まって……。

まずは応募することからだと思ってママに相談していたら、ねぇね(ひなたさん)が「私も入りたい!」と言ってきて。だからふたりで一緒に写真を撮って書類を準備して応募して……そうしたら入れたという感じです。

その後、VAZの方とお話ししたときに、「2023年の『めるぷち』オーディションがあるから受けてみたら?」「ひよりちゃんも応募できるよ!」と声をかけていただいて。それで姉と一緒にオーディションを受けました。

──小学生のときにすでに決心していたのですね。実際に活動を始めてみていかがでしたか。

ひより 最初はあまりにも未知の世界で戸惑いました。私も姉と同様、長年ダンスをやってきたので、そこで身についた最低限の礼儀……たとえば挨拶や片付けまでしっかりやる、みたいなところは何とかなったかと思うのですが、とにかくYouTubeを撮るのは初めてで。

だから、オーディションのときは、YouTubeに関するところはボロボロだったと思います。YouTubeで何の話をどんなふうにしたらいいか、どう盛り上げればいいのか、自分はどういうキャラクターなのか、もうすべてが「?」で。

だから最初の1年(2023年)はもう全然ダメダメで、自分に全然自信が持てなかったですね。

──その後は変化がありましたか。

ひより 活動を始めてみて、やっぱりお姉ちゃん(ひなたさん)はすごいと思いました。

一番近くにいる存在で、選抜決定戦でも同じように戦っていたのですが、お姉ちゃんは高い順位なのに、私は全然ダメで、そうやって比べると「あぁ〜(ため息)」ってなっちゃっていました。

でも、昨年中学2年生になって、もう、一気に変わったんですよ! 周りからも「ひよりちゃんは本当に変わった」って言われるんですけど、性格も行動も何もかもみんな変わりました。

というか、変えました。それはなぜかというと「このままじゃダメだ」と思って、本当に覚悟を決めたから。自分の夢に向かって活動するって心に決めたら、変われたんです。

──大きな変化があったんですね。具体的にはどんなことを変えたのでしょうか。

ひより まず、自分の反省点をとことん洗い出しました。選抜決定戦では、順位がはっきり出るんですね。

だから、ダメだったときは自分の動画をたくさん見返して、ダメなところを見つけ出して、改善するために何をしたらいいのかを徹底的にお母さんと話し合いました。

実はその前の年は、親との時間を本当に作らなかったんですよ。基本的に私は自分の部屋にこもってシャットアウトしている感じで。

でも、この1年はとにかく家族と話す時間を増やして、お姉ちゃんにもいろいろ質問して聞いてみて、言われたことをやってみようって。そういう考え方に変えてから、だんだん楽しくなっていきました。

──意識して考え方を変えたなんてすごいですね。その後、楽しかったお仕事や手応えを感じたことはありましたか。

ひより ちょうど最近、『めるぷち』オーディションの審査員としてチャンネルに呼んでいただいたんです。

それで初めて「めるぷちに入りたい!」という子たちに会って話を聞いて、そうしたら自分では思いもしなかったことを言われて驚いたり嬉しかったり……。

「もっと頑張らなきゃ」と思いました。そんな子たちと、早く一緒にお仕事したいなと思いました。

嫌いな自分になりたくない そのために努力しています

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