声優高橋李依・堀江由衣・早見沙織が「口に出していたからこそ、奇跡の魔法が叶った!」と語る、『魔法つかいプリキュア!』の続編がついにスタート! 

『魔法つかいプリキュア!!〜MIRAI DAYS〜』放送開始記念! 豪華声優陣へのスペシャルインタビューVol.1

ライター:小川 聖子

時間がテーマでもあるので時系列の把握が大変でした

早見沙織さん
写真/大坪尚人(講談社写真映像部)
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──早見さんは、前作で演じたキュアフェリーチェ/花海ことはとは異なる、謎の少女を演じていますので、おふたりとはまた少し違う関わり方になりますね。

早見 そうですね。そういう意味では一番新鮮な気持ちでアフレコに臨めたと思います。

今回ははーちゃん(キュアフェリーチェ/花海ことは)だけではなく、新たなひーちゃん(ひすい)というキャラクターを演じています。

スタッフさんからは「同じ声でも構いません」というお話をいただいたのですが、性格の方向性も少し違うので、やっぱり新しいキャラクター、新しい意識で演じさせていただきました。

──はーちゃんとひーちゃんはどんなところが違いますか。

早見 前作のはーちゃんは素直でかわいらしくて、それが突き抜けることでみんなを困らせていたと思うのですが、ひーちゃんはもう少しわがままさがあるというか、我が強いというか。

口調も少しツンとしていて、言動でみんなを振り回していくところが違うかなと思いました。でもそこがひーちゃんらしさで魅力でもあるんです。

──アフレコで大変だったところはありましたか。

高橋 今回、前作を思いだす回想シーンがちょこちょこありまして。過去に放送されたエピソードももちろん使うのですが、同時に、過去には描かれなかった部分も描き足されているので、そこは新たにアフレコをしたんです。それがなかなか大変で(笑)。

みんなで「これ、夏服だからあの時期だね」とか、「このときの敵って誰だっけ」なんて確認をして、思い出し合いながら進めました。

回想シーンは、みらいが思い出そうとして思い出しているものもあれば、意図せず思い出させられている……みたいなものもあって。

そんなシーンには自分が受けた衝撃のようなものも入れて表現しました。

堀江 時間を扱っている作品なので、「このシーンはいつなんだろう」を把握するのは結構難しかったですね。

高橋 そうそう。しかも「心の声」が入ってくるところもあって。「この声は何歳のとき?」みたいな(笑)。

堀江 時系列が複雑なんですよね。それがテーマだし、面白さでもあるのですが。

早見 「ここだと思うんです!」というのをお互いに教えあったりしましたね。

高橋 それで確認のために過去のお話を見て「ほんとだー!」って。さらにその話数がまた良くて感動して泣きそうになったり(笑)。

堀江 そうそうそう(笑)!
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