【今日は何の日?】6月19日は「走れメロス」小説家・太宰治の誕生日! 

『走れメロス』の作家、太宰治のこと、知っている?

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6月19日は太宰治の誕生日!

文学好きにとって、6月19日と言えば日本の有名な小説家、太宰治(だざいおさむ)の誕生日です!

この日は太宰治の命日で、「桜桃忌(おうとうき)」と呼ばれています。桜桃(おうとう)とは太宰の好きな果物であったさくらんぼのこと。死の直前に書いた作品「桜桃(おうとう)」にちなんで、名づけられました。

太宰治は1909年、青森県生まれ。本名は津島修治(つしましゅうじ)といいます。幼いころから秀才と言われ、38歳で自殺するまでに150以上もの作品を残しました。有名な作品は『人間失格』『走れメロス』『斜陽(しゃよう)』など。

太宰は、「くもの糸」などの作家として知られる芥川龍之介の大ファンだったとか。(『くもの糸』は青い鳥文庫で読めるよ!)

作品や人生に「暗い」イメージもありますが、心に残る名作がいっぱい。

気になった人は、ぜひ読んでみてくださいね。

青い鳥文庫で太宰治の作品を読もう!

『走れメロス 太宰治短編集』

太宰治/作 西加奈子/編 浅見よう/絵
「それだから、走るのだ。信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。」(「走れメロス」より)

暴君ディオニスを殺そうとして死刑を言いわたされたメロスは、たったひとりの妹の結婚式に出るために、親友のセリヌンティウスに身代わりになってもらう。

「3日以内に戻ってくる。」という約束のもと、40キロはなれた家へ向かったのだが、再び市へと戻るべく走るメロスの前に、次々と困難がおそいかかる……。メロスは時間に間に合うのか!?

命をかけた友情をえがいた、日本文学の名作とうたわれる表題作「走れメロス」をはじめとして、「ろまん燈籠」「黄金風景」「新樹の言葉」「葉桜と魔笛」「善蔵を思う」「佳日」の全7編を収録。
いかがでしたか? 気になった人はぜひ青い鳥文庫で太宰治の世界にふれてみよう!

青い鳥文庫には太宰治作品のほかにも、日本の名作がいっぱい。ぜひお気に入りを見つけてみてね!
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