動物園がもっとおもしろくなる絵本3選! 好奇心を刺激しプレゼントにもぴったり![絵本の専門家が選出]

子どもの本のプロが選ぶギフト絵本 #18~動物園が楽しくなる絵本~ (3/4) 1ページ目に戻る

表情豊かに描かれたかわいい動物たちにも注目

動物園に出かけると「楽しくて帰りたくない!」と、ダダをこねるお子さんもいるでしょう。次にご紹介するのは、そんなお子さんたちなら共感すること間違いなしの物語『マスターさんとどうぶつえん』(好学社)。

不朽の名作『がまくんとかえるくん』シリーズの作者、アーノルド・ローベルのデビュー作で、私も大好きな作品です。

『マスターさんとどうぶつえん』(作:アーノルド・ローベル、訳:こみやゆう/好学社)
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主人公は、動物が大好きなマスターさん。お天気のいい日にはいつも、動物たちに会いに動物園へ出かけます。動物たちもマスターさんが大好きで、閉園時間になると、彼が帰ってしまうのが寂しくてたまりません。

そんなある日のこと。ゾウがマスターさんに会いたい一心で、飼育係のおじさんのポケットから、こっそりオリのカギを拝借。そこからとんでもない大騒動が始まります。

「おい、おまえたち! いますぐ どうぶつえんへ かえるんだ!」

──はてさて、この事件、いったいどうやって解決できたと思いますか?

物語は伝えます。動物にも愛着の心があり、寂しさがあるということを。始めこそ困り果てたり怒鳴ったりしていた飼育係のおじさんも、最後には動物たちが幸せに生きるための素敵なアイデアを出してくれます。その結果、マスターさんも、もっともマスターさんらしい生き方を歩み始めることができたのです。

人間と動物の種族を超えた友情や、動物園のあたたかくのんびりとした空気感がぎゅっと詰まった一冊、ぜひ親子で楽しんでいただきたいです。

*読み聞かせ 2さいくらいから
*ひとり読み 5さいくらいから

最後は動物園の元飼育係が作った“ガイド絵本”

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