2027年「中学入試」受験国語を最速予想! 大手進学塾講師が厳選した出題候補の「児童書5選」

大手進学塾の現役教室長・akira先生が予測 ~2027年の中学入試国語・出題最速予想~ (2/3) 1ページ目に戻る

大手進学塾 現役教室長:akira

『わたしのbe 書くたび、生まれる』

『わたしのbe 書くたび、生まれる』著:佐藤いつ子(KADOKAWA)2025年9月26日刊
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『わたしのbe 書くたび、生まれる』は、自分らしさや美しさについて考えさせられる物語です。佐藤いつ子さんらしい、等身大の悩みとやさしい筆致が光ります。

本作では、主人公の迷いや葛藤、少しずつ変わっていく気持ちが丁寧に描かれています。心情変化を追いやすく、記述問題とも相性が良さそう。2027年入試の素材文候補としてかなり注目しています。

『成瀬は都を駆け抜ける』

『成瀬は都を駆け抜ける』著:宮島未奈(新潮社)2025年12月1日刊

『成瀬は都を駆け抜ける』は、大人気「成瀬シリーズ」第3作の完結編です。とにかく面白い! そして、読みやすい。「最近あまり本を読めていない……」という子でも、一気に読めてしまうタイプの作品です。

テンポの良い会話、強烈なキャラクター、独特の視点。最近増えている会話中心の読解問題とも相性が良いと思います。成瀬の自分の好きなことを全力で楽しむ姿に、読んでいるこちらまで元気になる、空気感、会話のテンポ、主人公の突き抜け感、全部が気持ちいい一冊です。

なお、シリーズを読んだことがない人は、1作目の『成瀬は天下を取りにいく』から読み始めるのがおすすめ。気づいたら2作目に手が伸びている、そんな読書体験につながるシリーズです。

『中三・ラプソディ』

『中三・ラプソディ』著:花里真希(講談社)2025年9月10日刊

『中三・ラプソディ』は、合唱・進路・家族・友人関係、中学入試で扱いやすいテーマがぎゅっと詰まった青春小説。さらに特徴的なのが、フレディ・マーキュリーをイマジナリー・フレンド(空想の友人)として描く設定。「自分らしく生きる」というテーマが、作品全体を通して流れています。

フレディという異色の存在が物語にスパイスを加えつつ、芯にあるのは「自分のままでいていいのか」という普遍的な問いです。会話文も自然で読みやすく、心情変化も丁寧。2027年入試素材文候補として、かなり注目しておきたい一冊です。

次の作品は『春の雨にぬれて、獅子はおどる』

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