絵本作家に聞く絵本作りのポイント「迷ったときは人の意見を聞く」まつながもえさんインタビュー
『読者と選ぶ あたらしい絵本大賞』デジタルお絵描きアプリ「CLIP STUDIO PAINT」ユーザー絵本作家インタビュー
2024.12.24
「CLIP STUDIO PAINT」で絵本を制作している絵本作家さんに、絵本づくりについてインタビューする企画第2弾は、まつながもえさんです。
絵本ナビと講談社の共同開催で新設された『読者と選ぶ あたらしい絵本大賞』は、いま本当に「読みたい」「読んであげたい」絵本を、あなたの手で創り、あなたの目で選ぶ。スマホやタブレット、PCからだれもが気軽に参加できる、新しいスタイルの絵本コンテストです。現在、絵本を描いてみたい方を応援するために、先着順限定でデジタルお絵描きアプリ「CLIP STUDIO PAINT EX 1デバイス3ヶ月版」を無料配布しています。
※第一弾の配布は完了いたしました。第二弾の配布は2024年12月20日から開始しています。(先着順200名となります)
応募は2025年1月31日まで。まつながさんのおはなしを参考に、ぜひ絵本づくりにチャレンジしてみてください。
絵本講座の課題発表が創作のモチベーション
──まつながさんは、いつごろからどんなふうに「CLIP STUDIO PAINT」を使い始めましたか?
まつながもえ(以下「まつなが」):私は、デジタルのほうが表情などを勢いよく描けるので、アイデアスケッチの時点から「CLIP STUDIO PAINT」を使っています。もう5年くらい使っていますが、その前にアナログで描いていたときは、まったく違う絵柄でした。
──デジタルで制作を始めたきっかけは、なんでしたか?
まつなが:もともと、絵の具などを使ってアナログで絵を描くことがものすごく苦手だったのですが、自分でおはなしをつくって絵を描きたいという思いがあって。絵本講座に通っている人の中にデジタルツールを使って作画をしている人がいたので、「自分もデジタルなら自由に描けそうだ」と感じて、使い始めました。
──デジタルの方が良いと感じる理由はありますか?
まつなが:アナログで描くと、最後の仕上げで「失敗できない」と思い、手が震えてしまうんです。でもデジタルは「失敗してもだいじょうぶ」という安心感があるからか、思い切った表情を書こうという気持ちになるので、私には向いているなと思います。
──絵本を描こうと思った理由はなんですか?